【マッチングアプリ成婚者が直伝】初対面で気まずい沈黙を回避する方法
マッチングアプリの初対面で気まずくなってしまう理由や沈黙を回避する方法について、マッチングアプリ経由で成婚した恋愛マスターが徹底的に解説します。
初対面で気まずい沈黙になる理由
まず、マッチングアプリの初デートで気まずい沈黙になる理由として、そもそも初対面同士なので、お互い緊張しているという点が挙げられます。
初デートではお互い「はじめまして」の状態なので、初対面の方にいきなり親友のように気軽にあれこれ話せる人はいないと思います。そのため、ある程度の沈黙はありうると元々思ってデートに臨んだ方がよいかと思います。初デートだからずっと話し続けなきゃ!と意気込んでいくと、実際に会ってお互いに話すことがない時に、「次の会話のネタないかな…」「お相手の人がつまらないって思っているかもしれない」とますます焦って自分を追い込む結果、相手のことを考える余裕すらなくなって余計に会話ができないという悪循環に陥ります。特に完璧なデートを達成しようと思えば思うほど緊張するものです。「多少は沈黙もありうるし、それで自分の評価は大きく変わらないだろう」と心にゆとりをもってデートに臨むことが重要だと思います。
次に、初デートの場所、及び時間の点が挙げられます。
マッチングアプリでの初デートは、一般的には相手のことが深くは分かっていない状態なので、最初のうちはお互いのことをあれこれ質問できるので会話は弾みますが、初デートの時点では深いことを会話できる関係性でもないため、ある程度聞き終えるとネタがなくなって沈黙してしまうという可能性があります。また初デートはかなり気を遣うので自分が思っている以上に緊張し疲れもたまるはずです。そのためデート後半にお互い疲れてしまって会話がなくなってしまうということもあります。
恋愛マスター「ryu」さん(マッチングアプリで2人と交際経験あり)の下記アドバイスの通り、初対面のコミュニケーションには限界時間があるのです。
(マッチングアプリの初デートで)私がやっていたことになりますが共有いたします。
時間としては基本1時間半から二時間以内に設定しております。
これは人間の初対面のコミュニケーションの限界時間が大体それくらいになります。
デートがどれだけ楽しくてもこの時間は守るようにしています。何故なら人は例え相性がいい人でも初対面のコミュニケーションは強いストレスを感じるからと教わり。
「Q:マッチングアプリの初デートの時間って結局どの位が正解?」への恋愛マスター:ryuさん(34歳・男性・未婚)の回答からの抜粋
初めのデートは感覚としてはもっと一緒にいたいなと思えるくらいがベストという感覚にしてました。
したがって、初デートでできるだけ沈黙を避けるコツとしては、初デートは食事(またはお茶)程度にしてあまり長時間一緒に居ないことが重要だと思います。いきなりドライブデートとか1日中テーマパークで過ごすなどをすると沈黙の時間がとても印象に残ってしまうケースがありますし、「この人といると何か疲れるかも…」というマイナスイメージを持たれる可能性すらあります。初デートはあくまでもお互いのことを知る場面として、あまり肩肘張らない食事やお茶(あまり格式高いレストランや料亭だとそれだけでも会話が弾まない要因となります)がよいです。
恋愛マスター「satokaze」さん(恋愛に心理テクニックを駆使)、「jerumeinu」さん(マッチングアプリで2人と交際経験あり)のアドバイスを見てみましょう。
初めて会うと、メッセージのやりとりでは、上手くいっていたけど、実際に会うとなんか波長が合わないな〜と思うことがあります。そんな時、お茶だったら、2時間くらいで、切り上げられます。
「Q:マッチングアプリの初デートの時間って結局どの位が正解?」への恋愛マスター:satokazeさん(52歳・女性・既婚)の回答からの抜粋
マッチングアプリでの初デートは2時間前後が良いと思います。
理由としては、緊張で疲れてしまい、次に会うまでに気持ちがしんどくなってしまうから。
私自身、マッチングアプリで出会った男性と1回目のデートで6時間のドライブデートをしましたが、帰りとてもしんどかったです。2回目以降から徐々に会う時間を広げていくといった工夫も大事だと思います。
「Q:マッチングアプリの初デートの時間って結局どの位が正解?」への恋愛マスター:jerumeinuさん(24歳・女性・未婚)の回答からの抜粋
初デートで沈黙が多い場合、脈無しか
初対面では私は逆に緊張してとても話をしてしまうタイプなのですが、人によってはとても緊張して話せない人がいます。特に人見知りの方では、緊張して話せないパターンが多いように思います。そのため「初デートで沈黙が多い≠相手に興味がない」だと私は思っています。
私が色々な女性とデートをしてきた中で、「あ、この人は脈なしだな」と思ったのは、①デート中に目を合わせないし、こちらの話を聞いていない(「え?ごめん聞いてなかった」と言われる)、②食事など行った際にスマホばかり見ている、ことが挙げられます。特に食事中にスマホを見ている人はだいたいこちらに興味がないのですぐに脈なしだなと判断していました。
一方で初デートでほとんど話さなかった人でも、何か話題はないかなとメニューを一生懸命見ようとしていたり、こちらがふった会話に一生懸命に答えようとするけどすぐに会話が終わってしまうような人もいました。そのような人は緊張していて自分に余裕がないだけなんだなと思うことができたので、脈なしとは思わずゆっくりペースで少しずつ仲良くなっていくことがいいのだなと思うことができました。
従って、「沈黙が多い=脈なし」という訳ではなく、初対面で緊張していながらも、相手としっかり向き合おうとする姿勢が見えていれば、十分脈ありと言えます。
初デートで沈黙を回避するための話のネタ
初デートで沈黙を回避するための鉄板の話のネタというものは特にありません。
まずは避けるべきネタを避けましょう。男性であれば、下ネタや相手の恐怖心・不安を煽るような内容(ギャンブルの話ばかりするとか)は避けることは大前提ですし、女性であれば、男性の年収などのセンシティブな話題については避けた方が良いです。
沈黙を回避する話題のポイントとしては「相手に会話をさせる」ことです。特に会話しなきゃ!と思っている人ほど、自分の話ばかりして相手に話をさせる隙を与えず、会話のキャッチボールができなくて相手が話せなくなり結局沈黙してしまうケースがあります。
初デートでは相手にできるだけ話してもらうことが重要です。恋愛マスター「あむ♥恋愛ガイド♥」さん(水商売歴6年以上)のアドバイス、及び、具体的な会話の組み立て方がとても参考になります。
下記は、初デートの男性に対するアドバイスですが、女性についても同じことが言えます。
話題は何でも構いません。女性が怖い・キモイ・不安に感じるような内容の話題は避けます。
基本的に女性の話に共感をして、広げて、話させるといいです。たとえばレストランで、女性「このハンバーグ美味しい!」と言った場合こういった返し方が出来ます。
女性「このハンバーグ美味しい!」
男性「本当においしいね!(共感)ハンバーグ専門店行ったことある?(広げる)」
女性「ないよ〜!でもインスタで見たことあるよ〜…(話させる)」女性「このハンバーグ美味しい!」
男性「うまい!(共感)○○さん、ハンバーグ作れる?(広げる)」
女性「あるよ〜実は先週作ったの!写真あるよ〜(話させる)」です。共感→広げる→話させる、これを基本に繰り返していくと、女性は話していて気持ちがよくなります。そしてデートの後半で、次のデートの約束をしてしまいましょう。初回デートで盛り上がったのに、家に帰ったら熱が冷めて次のデートに繋がらない場合がよくあります。ですので、それを防ぐためにも次の約束をしてしまうのです。
これも、共感→広げる→話させる→【誘う】です。先ほどの例の続きからだと、
女性「このハンバーグ美味しい!」
男性「本当においしいね!(共感)ハンバーグ専門店行ったことある?(広げる)」
女性「ないよ〜!でもインスタで見たことあるよ〜…(話させる)」
男性「何ていう店?次はそこに行こうよ!」
です。女性が話した内容で誘うと約束しやすいです。また人気店は予約必須ですので、その場で予約するのがおすすめです。話題に困ったら、アプリで話していた内容を思い出します。
「そういえば、犬飼ってるって言ってたよねー!あのフワフワの犬、名前なんだったっけ?」「先週ラーメン食べてくるって言ってたけど、何ラーメンが好きなの?」など、聞いてどうするの?と思うような内容でも大丈夫です。ポイントはメッセージのやり取りを覚えていることです。犬を飼っていると聞いていたのに「ペット飼ってる?」などは聞かないように気を付けましょう。盛り上がる話題やアプローチも大切ですが、初回デートでは「信頼できる男性」と思われるのが重要です。マッチングアプリでの出会いは少なからず不安があるので、女性が怖い・キモイ・不安に感じるような内容の話題は避けましょう。たとえば、自宅や会社、学校名を聞く・過去の恋愛を詳しく聞く・下ネタ・容姿を必要以上に褒める等です。また女性の話に対して、反対意見を言う・否定するのは避けましょう。
「Q:マッチングアプリの初デートはどんな話題が最適ですか?」への恋愛マスター:あむ♥恋愛ガイド♥さん(32歳・女性・既婚)の回答からの抜粋
私の場合は、初デートは食事に一緒に行くことが圧倒的に多いので、一緒にメニューを見ながらの会話を想定してみます。例えば、「○○美味しそうだね」と会話をまずふってみます。相手が「確かに!すごくおいしそう!」ならさらにそれを深めていって「○○が一番好きな料理なの?」とか聞いてみてもいいです。一方で「そうだねー」で終わるケースもよくありますので、その場合はメニューを決めるのに一生懸命になっている可能性があるので、変に深追いせず相手が注文するものを見て会話を始めてみます。
また、初デートの時にお互いのことをよく知るために私がよくやるのが、「食わず嫌い王決定戦」です(若い方はわからないかもしれませんね)。
1品だけ大嫌いなもの、残りは大好物をお互いに4~5品くらい言い合って、相手の大嫌いなものを当てるというものです。大嫌いなものはお互いすぐわかるケースが多いのですが、これがいいのがお相手の好きな食べ物が4品程度勝手にわかるということなんですよね。それをさらに何で好きなのか広げてもいいですし、次のデートでそれを食べに行こうと言うこともできますので、よかったら使ってみてください。
マッチングアプリの初デートで沈黙を回避する方法
上記をまとめると、マッチングアプリの初デートで沈黙を回避するためには、①デート場所、②デート時間、③デート中の会話の仕方が重要になります。
①デート場所、及び、②デート時間については、上述の通り、初対面のコミュニケーションには(ストレスを感じるまでの)限界時間があるため、食事(またはお茶)程度にしてあまり長時間一緒に居ないこと(1時間半~2時間程度)が重要となります。
③デート中の会話の仕方についても、前述の通りとなりますが、基本的には、共感→広げる→話させるという流れが重要になります。
共感→広げる→話させるという流れについては、恋愛マスター「ゆうすけ」さん(ホストクラブで13年勤務)の初デートでの会話の組み立て方も参考になります。
マッチングアプリで出会ってからのデートということは、ある程度のやり取りをした後ですのでお相手の方の情報は多少あるということになると思います。
その中から話題になりそうなものを、事前にいくつかピックアップしていくといいと思います。
お相手の方の趣味、好きな食べ物、好きな場所についてなどいろいろあると思います。
もちろん事前から情報を聞き出していなくても、当日に会話の流れに盛り込んで一つずつ聞いていってもいいです。
それだけでも、お相手の方が極度に無口でない限りはそれなりに会話は続くと思います。そこで一つ大切なのは、せっかく聞き出した情報を1ターンの会話で終わらせないことです。
例えば、「趣味は何ですか?」→「ゴルフです」→「そうですか、素敵ですね」というように1ターンで会話を終わらせてしまっては、せっかく聞き出した情報がもったいないです。たとえ質問者様が、ゴルフの知識を一切持ち合わせていなくても問題はありません。
知識がない場合は相手に、そのことについて興味を持ったかのように話していくだけで会話は繋がります。
「ゴルフが好きです」→「やったことないですけど気持ちよさそうですよね」や「やってみたいけどハードル高そうだな~」みたいな返答の方がお相手の方も話しやすいと思いますし、「どこのゴルフ場に行くんですか~?」や「景色が綺麗なゴルフ場はどこですか~?」などなら、次に景色の話やゴルフ場のある地域の話などに繋がりやすいと思います。
「どこのゴルフ場に行くんですか~?」→「○○県まで行きます」→「私も○○県行ったことあります、○○が美味しいですよね」など。
もしかしたら会話が盛り上がり、今度一緒になんてお誘いも来るかもしれません。一つの話題から一回の会話ではなく、一つの話題から複数回の会話をするということを意識してみるといいと思います。
「Q:マッチングアプリで知り合った方とのデートで沈黙になってしまう・・・」への恋愛マスター:ゆうすけさん(34歳・男性・既婚)の回答からの抜粋
会話の仕方についての私の体験談も少し触れておきたいと思います。
私自身はマッチングアプリで結婚まで至っていますし、色々な方とお話もしました。その中で自分が詳しい分野や詳しくない分野、様々な会話がありました。
詳しい分野(共通の趣味など)がある場合はそれを二人で掘り下げてもいいと思います。自分だけどんどん話して相手に話させないということがないように注意していきましょう。
詳しくない分野について相手が話すときは特に会話のチャンスです。単純に「へー」とか「面白そうですね」で終わらせずに、「何で好きになったのか」「その趣味や仕事にどれくらい時間などを費やしているのか」など相手からどんどん聞き出しましょう。相手もいっぱい話せると気分もいいでしょうし、それによりお互い少し打ち解けて気軽な会話もしやすいかもしれません。
プロフィールである程度載っていたからわかっているという内容でも、本人の口から実際に話してもらうことがとにかく大事です。最初に相手にいかに話してもらって緊張を解くかが、その後スムーズに会話をして相手に好印象を持ってもらえるかのコツだと思います。
また自分自身が緊張してしまうタイプの場合は、マッチングアプリのプロフィールや初対面の際にあえて「緊張しいなので最初のうちはあまりうまく話せないかもしれません」と先手を打ってもいいかもしれません。でもその際は必ず最後に「お会いできてとても嬉しかった。少しずつ慣れてきたら色々気兼ねなくお話しできると思うので次回もお会いしたいです」という次につながる会話をしてくださいね。