都合良い女をやめたが辛い(36歳・女性）

ご相談内容を拝見しました。都合の良い女から抜け出すというのは勇気がいる選択です。その決断を下したあなたは強いし、尊敬に値します。

選択を間違えたかどうかという疑問に対して、はっきりと「いいえ」とお伝えしたいです。今はとても辛く寂しいかもしれませんが、長期的に見れば自尊心を守り、より健全な関係性を築くための第一歩を踏み出したのですから。今の苦しみは、将来の幸せへの投資と考えることができます。

今の辛さは、失った繋がりや慣れ親しんだ日常からの突然の断絶によるものです。しかし、それは一時的なもので、時間が解決してくれる部分も大きいです。その間に、自分を大切にする行動を取ることが重要です。やりがいのある趣味や自己啓発、心地よい友人関係に時間を投資することで、自分自身の価値を再確認しましょう。自分自身を第一に考え、内側から満たされることが、今後の健康な関係性に繋がります。

同僚として彼と再び接する場合、態度は自然体が一番です。無理に心の傷を隠そうとせず、また彼に対して何かを期待することなく、普通の同僚として穏やかに接することを心がけましょう。仕事上必要なコミュニケーションは取るべきですが、プライベートな話題にはあまり触れない方が無難です。明るく、落ち着きのある態度は、あなた自身の回復を促すとともに、彼に対してもあなたの変化を伝えることになるでしょう。

少しずつでも自分を癒していくこと、そして何より時間を味方につけることが大切です。現時点での痛みや喪失感は、あなたがより強く、成長した自分へと進む過程の一部です。自分を信じ、少しずつ前に進むことを忘れないでください。

まずは、素晴らしい決断をなさったことに拍手を送ります。そういった関係を何年も続け、抜け出せなくなってしまった方をたくさん見ているので、辛いと承知の上で、自分から辞める決断ができたこと、本当に心から応援したいです。ほかの質問者様にも良くお伝えしているのですが、人って良かったことしか思い出せなくなるんです。自分の都合の良い記憶にすり替わっていることも忘れて。これ以上傷つかないように「忘れる」。脳みその防衛本能なのでしょうか。悲しいことに、時間が経つと、都合の良い女だったことを「忘れて」、仲良く過ごしていた甘い時間しか思い出せないようになってきて。いまは、その辛さに苛まれてお辛いのだと思います。でも、先ほどお伝えした通り、今の辛さも時間がたてばいつか忘れてしまうのです。今の状況がつらくなったら、「この辛さはいつまで覚えていられるだろう」と思い直してみてください。また、お仕事の同僚という、辛い距離間でもあるんですね。「どんな顔をすればいいか」は、考えなくてもよいと思います。その時、その場面で表情は変わるものです。辛すぎて仕事に支障が出るなら、適当な理由をつけて休んじゃっても良いと思います。がんばって仕事に出るのなら、淡々とただ「仕事を遂行しなくては」と集中してみても良いかもしれません。泣き崩れてしまう自分は想像しないで、「なすがまま」の心持で挑んでください。
私自身、年を重ねるたびに体の傷も心の傷も治りが遅くなることを痛感しています。今回受けた心の傷も、しばらく「完治する」ことはないと思います。でも、じくじく痛むような傷も、いつか乾いてかさぶたになる。しかし、かさぶたってシミのように残ることがありますよね（笑）それで、いいんです。いつか年を取ってそのシミを見たとき「そういえば、あのときに辛い思いをしたなぁ」と懐かしく思い出す。なんの傷も知らずに年を重ねるよりも、傷が治ってシミが残っているほうが、その時受けた傷を思い出せるんです。そうして初めて、２度と同じ傷ができないように気をつけるようになる。私はそのように考えています。かくいう私も、都合のいい女になってしまった時期がありました。喧嘩別れではないので、ふとしたきっかけでまた元に戻ってしまう。そんなことを何年か繰り返してしまいました。最後は、質問者様と同じように無理やり決別しました。次に付き合った人がいても、なかなかしつこくこびりついて忘れられなかったです。でも、今の私は質問者様にその時の「シミ」を見せつけて、質問に答えられるようにまでなったんです。
あなたは今、自分の望んでいることをすでに口にしています。楽しく連絡を取り合って、堂々と手をつないで歩きたい。自分の名前を呼んでくれるパートナーが欲しい。それは、今回のお相手でなくても、あなたが諦めない限り必ずかないます。「今」は、その相手は彼でないと・・・と思うかもしれませんが、違うんです。１秒でも時間が経てば、「過去」なんです。きっと、「未来」のあなたは、「今」のあなたに、あの時決断してくれてありがとう、とお話しすると思います。「今」の私が、それを証明していますよ。つらい時期かと思うので、心と体をご自愛くださいね。