彼氏のお母さんとの贈り物を介しての関わり方について(21歳・女性）

りんごをあげて、次は購入したいと言われるほど気に入ってもらえたということは、お母さんはご相談者様に対してもりんごと同様に、悪い印象は抱いていない（むしろ良い印象を抱いている）はずです。そのため、私はもう次は、りんごを持ってお母さんのところに挨拶に行くのが一番良いと思います。

ご相談者様が言われるように、会ったこともないのに金銭のやりとりをするのはおかしな話で、ご相談者様の感覚は間違っていません。むしろ、こういった状況にするとご相談者様が気を使うのは明白なのに、金銭のやり取りを提案してきたお母さんの考え方にツッコミたくなりました。しかし、「これが親」とも言えます。
私も経験がありますが、親というのは子どもの恋人に対して、ちょっと余計なことをしてしまいがちで、実際にうちの親もそうでした。それでも、本人はまったく悪気はなくて、それどころか私たちの想像以上に、子どものことや、子どもの恋人のことを大切に考えてくれています。そのため、こちら側（子ども側）からすると、「ん？なんで？」とツッコミたくなるようなことが起きたとしても、「こればかりは仕方ない。これもご愛敬」と思って受け入れるのが吉です。
会ってもいないのにりんごを買いたいと無謀なことを言ってくれたお母さんは、裏を返せば、ざっくばらんで親しみやすく、気を使わなくてもいいキャラなのかもしれません。また、りんごは高価ですから、「高価なりんごをもらうならちゃんとお金を払わなければ」という、良識を持った人とも言えるでしょう。このように前向きに考え、手土産のりんごと一緒に、お母さんにご挨拶に行かれてはいかがでしょうか？　渡す時には、「お金はいりませんから」と一言添えましょう。それでもむりやりにでもお金を渡そうとしてきたら、そこは素直にもらってください。それがこのお母さんの「スタイル」ということですから、これ以上抵抗しても仕方ありません。

送る場合に手紙を添えることについては、私は賛成ですが、手紙よりも、直接会って、言葉を添えて渡すほうをおすすめしたいです。ご相談者様もお母さんの反応を直に感じることができて、すっきりすると思います。

直接会ったら、「地元のりんごを気に入っていただけたのが嬉しすぎて、どうしてもお礼が伝えたかったので会いに来ちゃいました！」とお茶目に言いましょう。お母さんから好印象を受けること間違いなしです。また、彼氏の立場からしても、自分のお母さんに対してこのように接してくれる彼女のことを愛おしく感じることでしょう。

私も彼女と自分のお母さんとの関係には悩んだことがあります。そして、彼女が私の親との関係で悩んでいたのを見たこともあります。そういった経験を踏まえて、こちらがベストな対応だと思いましたので、おすすめさせていただきました。