想像している事と真逆な事が起きます。(18歳・女性）

Q：これはあるあるなのでしょうか？妄想のし過ぎですか？期待し過ぎですか？
A：結論から申し上げますと、れっきとした脳の化学現象です。
質問者様が「想像している事と真逆な事が起きる」と信じているため。実際にそのような事が起こっているのだと思います。

人の脳は目や耳から膨大な情報を受け取っていますが、その内95～98％程度は忘れている。と言われています。
例えば

・通学中に何人の生徒に出会ったか
・すれ違った車のナンバープレートは何番だったか
・友達はどんな服を着ていたか

目では見ていても、実際にそんなこと覚えていないですよね？
人は無意識的に必要な情報しか蓄えないようにできています。
そして必要な情報とは「質問者様が興味関心を持っている事柄」
基本的には、趣味や勉強のこと。恋愛に興味があるなら恋愛の情報もしっかり記憶されます。
他には

・歯が痛くなったら歯医者の看板がやたら目に付くようになる
・車を買ったら同じ車種の車を見かけるようになる
・子供が産まれたら子連れの親子を見かけるようになる

これらは全て、自分にとって関心のある情報になったためで「アンテナが立っている」と言われたりもします。

少し小難しい話をしましたが、実際には上手くいっている脈ありな行動もあると思います。
ですが質問者様が「想像している事と真逆な事が起きる」と無意識的に信じているため、脳がそれを裏付ける情報しかとってこない・記憶しない。
その結果、信じたことが現実になる。という構図が出来上がります。
これが進行すると、ジンクスや占い、宗教にハマったりするので、中立的な目線・客観的な視点を持つようにしたほうが良い、と思います。