職場で好きすぎる片思い中で仕事にも影響が出てしまっています。どうしたら良いでしょうか？(24歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
今回のご相談はなかなか大変なご状況の様ですね。現在はもしかすると「片想い」というやつでしょうか。この状態は本当にしんどいですよね。
「好きな人がいる」というのは幸せなことである一方、辛かったりもしますよね。

質問者様とお相手様は同じ職場で一緒にいる時間が長い・・・とありますね。
という事は「お相手様の事は詳しくわからないけど、わからない部分はある程度自分の中でイメージをつけた上で好意を持っている」レベルの話ではなく、それなりに（というと失礼ですが）お相手様の事を理解された上で「好き」なんですね。この気持ちはちょっとやそっとではどうにもなりませんね。簡単に後戻りできない状態まで進んでいるものと思われます。

今後どうするかですが、このままというのも何ですね。しかし、仕事の事を考えると「思い切って告白する」というのはかなりリスキーです。
うまくいけばそれに越したことはないのですが万一、玉砕した場合でも翌日、何事も無かったかの様に平然と出社しないといけないわけです。
そうなると今後の仕事のやり辛さといったらありませんね。これは気軽に行って良い策ではありません。

ではどうすれば良いのか？なんですが、こちらから歩み寄っていくか、現状維持の2択ですね。歩み寄る場合はその力具合をどうするか、という点で更なる選択肢が枝分かれします。

まずは「現状維持」について。「現状維持」のデメリットとしては当然の事ながら何も変わらない事です。メリットは「仕事は守られる」事です。
次に歩み寄っていく場合。例えば「思い切って告白する」とします。メリットは良いも悪いも白黒ハッキリする可能性が高い事です。デメリットは断られた際、仕事に支障が出る可能性があること。
「告白というのはいくら何でもいきすぎでは」という場合。「少しずつ距離感を確かめて、行けそうであれば行く」というのがあります。誰しも「これは告白しても大丈夫だな」という自信がついた場合は告白に踏み切れることでしょう。これを目指していきます。うまくいけばお相手様から告白してくださる可能性もあるかもしれません。

職場恋愛においては特に「アクションを起こしてお相手の反応を見ながら進めていく」のが一番無難と言えます。
相手の反応を確かめながら次のステップへ着実に進めていくのです。その裏でいつでも退却できる様に「退路」を確保しておくのです。
とにかく現状、何かしらの行動を起こさない事には何も変わりませんので、今後、いくつかのステップにわけて行動計画をたてていきます。

①まずは仕事中で良いのでプライベートの話ができるか
→お昼休憩で一緒に食事をするなど。二人きりでなくてもOKです。複数名でもいいんです。とにかく仕事と関係の無いお話が出来るかどうか。お相手様のプライベートを知りましょう。

②仕事以外で会えるかどうか
→仕事に関係の無いお話が出来れば自分との共通点を見つけていきます。同じ趣味は無いかどうか。そこからうまく会う事につなげていきます。
休みの日にわざわざ質問者様のために時間を作ってくださる様であればかなり先方様の好意を感じますね。

③仕事以外で会う頻度を増やせるか
→「これってデートですよね？」という状況を沢山作っていきます。②で一緒に出掛けてくださる事がわかったのでちょっと踏み込んでいきます。
先ほどの映画の例で言うと「前回一緒に行って楽しかったなぁと思ってたらまた、チケットをつい2枚買ってしまいました。勝手な事をしてるので無理なら断ってくださいね」でも良いでしょう。
こんな感じで一緒の時間をどんどん作っていきます。
以上、もし③まで順調にこなせるともう交際は目の前だと思います。

何となくですがおそらく問題は②ではないでしょうか？
①を進める事は簡単ではないかもしれませんが、お相手からするとたまたま仕事上でタイミングが合ったから誘われた可能性を否定できないので、まだお誘いには乗りやすいと思います。
②について具体的な例で申し上げると、例えばお相手様が映画好きで「最新の映画はよく見に行く」という事がわかっている場合。
「たまたま新作映画のチケットを2枚貰いました。使わないのも勿体ないし、友達はなかなかタイミングが合わず、そういえば〇〇さんは映画好きって言ってたな～と思って」程度でお誘いすると、「あなたを誘ったのはあくまでチケットがあるからなんだよ」とも言えます。その様に断られた場合の逃げ道を作っておくのです。
ここでお相手の表情が曇ったり、思う様な回答が得られない場合。一旦引きましょう。しかし、だからといってお相手様は質問者様に好意が無いというのも早計です。たまたま映画というものがヒットしなかっただけかもしれません。
少し時間を置いてから内容を変えてチャレンジするのが良いでしょう。その様に試行錯誤を繰り返していきます。

如何でしょうか？ポイントは「常に退路を確保しておくこと」です。時間はかかりますが、リスクヘッジだと思って少しづつでも良いので着実に進めてください。少しでもご参考になれば幸いです。