自分の趣味について良い印象を持たれなかった場合、どうしたら良い？(24歳・男性）

良い印象を持たれなかった趣味のことは置いといて、別の趣味の話をしましょう。その前に、まずは彼女の趣味の話を広げつつ、その途中で、自分の趣味を紹介し、お互いの趣味の共通点や関連性に話を持っていくのがおすすめです。

趣味は、「顔」と言いかえることができます。
私の場合、剣道や1人カラオケといった趣味があります。私は見た目がぽっちゃりしていて、人に柔らかい印象を与えるので、一見、スポーツをしていたり、武道のように礼儀作法に厳しい競技をしているようには見えません。ですが、剣道が趣味と答えると、「そういう顔もあるんだ」と思わせることができ、興味を持ってもらえます。ギャップがあることで、人間としての幅の広さを感じてもらえるのです。
また、職場では結構真面目で、役職も上がってきているので、若い部下からは気を使われることも増えてきたのですが、「1人カラオケが趣味」と言うと、親しみやすいと感じてもらえるようで、それがきっかけで心を開いてくれる部下もいました。

このように、いろいろな趣味、つまりいろいろな顔を持っておくというのはとても大切で、人間としての幅の広さや、深い魅力を感じさせる効果があります。顔をたくさん持っていることで、つかみどころがないと感じさせたり、ミステリアスに感じさせることもでき、恋愛では興味を持ってもらいやすかったり、「もっと知りたい」と思ってもらいやすくなったりするので、そういう意味でも効果的です。
今回、あなたが答えた趣味は良い印象を持たれなかったということですが、もし別の趣味があるのであれば、ぜひ別の趣味（別の顔）をアピールして、あなたが持っている顔は1つだけではないということを伝えてください。

ただし、今の状況から別の趣味を伝えたとしても、もしかするとそれがまた良い印象を持たれなかったらいけませんので、次に趣味の話をする時は、自分の趣味を先に言うのではなく、まずは彼女の趣味の話を広げることをおすすめします。そして、彼女の趣味と自分の趣味の共通点や関連性を見つけ、そこをアピールしてみてください。

例えば、彼女の趣味が手芸だとします。ここで私の場合は剣道と結び付け、「手芸って、集中力が必要ですよね。実は僕は剣道が趣味なんですが、剣道も集中力が必要なので、手芸に通ずるところがありそうですね。意外に体力も必要そうだし、ある意味、手芸もスポーツと言えるんじゃないですか？」と言います。すると彼女は、「そうなんですよ。結構集中力が求められて体力も必要なので、ほんとスポーツみたいなんですよ」という感じで返答し、会話が広がっていくかもしれませんし、「いやいや、スポーツだなんてさすがにそこまでは！」と言って笑ってくれるかもしれません。いずれにせよ、会話は広がりますよね。

ほかにも、料理が趣味だと言われたら、私だったら、「食べてくれる人の気持ちを考えると、料理も楽しくなりますよね。実は僕は1人カラオケが趣味なんですが、1人で歌っていると、誰かに聴いてもらいたい！って思うことがやっぱりありますよ。料理と同じで、歌も、受け取ってくれる人がいてこそ本当は楽しいのかもしれないですね」と言います。
このようにすべての趣味はどこかで繋がっているものなので、何かしら共通点をアピールすることができます。共通点があれば、彼女もあなたの趣味に対し、悪い印象を抱きにくくなります。「自分の人生にこんなところで役に立っていて、それは君の趣味である〇〇と一緒」ということを遠回しにでも伝えることができると、あなたの趣味が悪い印象を持たれそうになっても、「私と感覚が似ているかも。先入観で判断してはいけないな」と思ってもらえるかもしれません。

ただし、このように話を広げていくためには、やはりたくさんの趣味を持っておくことが必要です。
多趣味な人はそれだけで魅力的に感じてもらえることもありますし、話題も多くなっていいことづくめですので、ぜひいろいろな趣味を持って、その趣味の良さを伝えられるようにしておくと良いでしょう。