結婚について(34歳・女性）

1年半の不妊治療を経験した男性目線で回答いたします。

◆直近ですること
まずは将来について彼と話し合うのが良いと思います。
その際に、質問者様が気にしていること（高齢出産の年に入った）を包み隠さず伝えるのが良いと思います。
男性は、女性が抱える問題に関してはほとんど知識がありません。年下の男性であればなおさらです。（なので『待っていてほしい』と悠長なことを言えるとも思います）
「このまま待っていると子供ができる確率がどんどん下がってしまうから不安に思っている」
このように、あくまで質問者様の心情を伝えるに留め、『どうしてほしいか』という部分は触れない。
彼に「要求」するのではなく、自発的に動く「きっかけ」を与えるイメージです。

彼にもプレッシャーを与えることになりますが……結婚や子供は二人の問題ですから、遅かれ早かれ話すことになる話題。
なら早めに伝えるほうが、質問者様も後悔が少なくなるのではと思います。

◆正社員について
ここに関しては「それほどこだわらなくても良いのではないか」とも思いました。
理由は
・他人をコントロールすることは基本的にできないため
・正社員が安泰とは限らない（大手企業でもリストラをする時代）
・働き方は適材適所なため（正社員よりも自営業や経営者の方が向いている人もいる）
経済的に豊かになる手段は正社員だけではありませんから、そこは柔軟な発想を持っても良いのではないかと思います。
人生は彼自身が決めること。あまり干渉すると信頼を失う恐れがあり、将来の関係に響くと思います。
（個人的には、今は時代の波にうまく適応する力のほうが大事だと思います。）

◆とれる選択肢を考えておく
今一番優先すべきは、時間（子供）だと思います。
お金はまだ猶予があります。（まとまったお金が必要なのは結婚直後と子供が高校生以降になった時）
ですが、時間は取り返しがつきません。なので、今取れる選択肢を用意しておくのが最善かと思います。

子供に関しては
・不妊治療をする
・卵子凍結をする
・養子縁組の検討をする

お金に関しては
・自分で稼ぐ力を養う（副業に挑戦する）
・今から投資をしておく

この辺りを考えておくと最悪の事態が訪れた時にも、とれる選択の幅が広がると思います。
「正社員になってほしい」と思う気持ちは自然なことですが、最終的に「自分を幸せにできるのは自分自身」だとわたしは思っています。
たとえ結婚が遅れても、彼と別れることになっても、質問者様が後悔しない人生を歩むことを願っています。

私の友人が、質問者様の年のころに同じような状況・年齢差の彼との結婚を迷っていたことを思い出します。当時、相談を受けていたころには「迷うくらいなら別れちゃえば？」とアドバイスをしていたように思いますが、今の私なら「１年以内に結論を出すと決めて、婚活と同時進行したら？」とアドバイスをすると思います。
なぜかというと、質問者様には少しでも早く、という結婚願望があるからです。正直、質問文からは彼の結婚願望が見えるような見えないような状況。また、彼のほうが年下ということもあり、質問者様ほどの焦りや勢いがみられず２人が結婚に対する温度差があることが分かります。そんな中で、「彼と結婚する」ことだけが目標になってしまっては、時間が有効に使えている、とは思えません。それでも、彼のことがまだ好きだな、と思うのであれば、同時進行で婚活を進めるのです。結婚相談所への登録でも構いませんし、マッチングアプリでも恋活と微妙なラインを踏むのではなく、婚活に特化したものを選ぶとか。まずは、相手が彼かどうかはおいておいて、ご自身が結婚を目指せる土俵に立つことです。婚活をしていく中で、彼の甘さが浮き彫りになることもあれば、婚活で惨敗続きで彼のことを見直すきっかけにもなるからです。また、同時進行で婚活をすることを彼に宣言するのもお勧めです。それを聞いて焦って結婚に動き出す可能性もありますし、質問者様のことを裏切り者扱いする可能性もあります。彼のことを試すようで申し訳ないですが、結婚を目指すミドサー世代の方にとって、結婚に向けての取捨選択に時間を取られている場合ではないことを彼に知ってほしいです。また、感情を大事にする、という行動は時として「子供が要求を通す」と気に使う手段のように感じます。質問者様のことを怖い、といって話の本質から逃げているようにも感じてしまいました。
さて、私の友人ですが、アラフォーとなった今もその彼と「お付き合いを続けています」。私の記憶が正しければ、４年はお付き合いをしていることになります。その間に、友人は何度も「彼が来年には正社員に上がる予定みたいだから、それが落ち着いたら結婚しようって！」「結婚の前に同棲したいって彼が言っていたから、１年くらい同棲したら籍入れようって！」と話していましたが、現状どれも叶っていません。はじめのうちは、楽しみだね～と言っていた私も、ここ１年は友人の進捗状況を聞きづらく、話題にも出さなくなってしまいました。私が結婚する前に、婚活も誘ってみましたが「でも、彼に悪いから・・・」と及び腰だった時、もっと背中を押してあげればよかったかな、という気持ちにもなります。ここでお気づきかもしれませんが、私の友人の会話全てが「彼軸」であるということです。彼がこう言ってたから、こうしたいって言ったから・・・と、いっけん彼に対して思いやりの言葉のように思えますが、彼女自身のやりたいことや、タイミングが全く反映されていないのです。それは、彼と彼女の関係性を如実に表しているとも思いますし、彼女が彼のことを思いやることによって彼女自身の本当の願いが叶いづらくなっている悪循環を表していると思います。質問者様の本心は、どこにあるでしょうか。
正直、質問者様の彼が正社員にならなくても、結婚はできます。彼が結婚に同意して、書類を提出すれば明日にでも叶います。でも質問者様がそうしないのは、質問者様なりの将来のビジョンがあるからだと思います。彼のことを信じて何年先でも待ち続ける勇気と、新しい世界を見る勇気は、全く違うようでいて実は同じものだと思います。私自身、この人と結婚するだろうなと思っていた人とは結婚に至らず、婚活をして出会った夫と結婚しました。思いがけない人生の流れでしたが、結婚したい、と思っていた私の願いをかなえてくれた人なので、日々感謝しています。彼軸で考えず、ぜひご自身の本音と向き合ってみてくださいね。応援しています。