感情をうまく伝えるコツ(34歳・女性）

あなたの気持ち、とてもわかります。感情を抑えて溜め込むのは大変ですし、時にはそれが予期せぬ形で出てしまうことがありますよね。自分の感情を正直に伝えることは大切ですが、同時にそれがどう伝わるかを気にするのも当然のことです。

まず、コミュニケーションにおいて大切なのは、非難や批判がない形で自分の感じていることを伝えることです。今回は、小さな不満が積み重なり、爆発してしまったと感じているようですね。そういったモヤモヤを未然に防ぐためには、定期的に自分の感情を共有する場を設けるのがいいかもしれません。

具体的な行動として、定期的に「感情シェア」の時間を設けてみてください。たとえば、毎月1回、一緒に過ごす時間の中でリラックスした雰囲気でお互いが抱えている小さな不満や感謝の気持ちを交換する時間を設定するのです。これにより、相手への感謝を伝えつつ、小さな不安や不満も早めに共有できる機会になります。また、その際には「私はこう感じた」という、自分主体の気持ちの伝え方をするよう心がけてください。この方法なら、相手も防御的になることなく、あなたの気持ちを理解するための貴重な時間として感じるでしょう。

この一歩を試してみてください。自分の気持ちを押さえつけるのではなく、少しずつ健全に表現することで、関係の改善に繋がるかもしれません。

ご相談ありがとうございます。
まず共通点からお伝えさせてください。
僕自身も、尊敬している相手に対して感情をどう伝えたらいいか分からず、不満を溜め込んだ末に一気に爆発してしまったことがあります。
「もっと大人の自分でいたかったのに…」と後悔した気持ち、痛いほどわかります。

今回は、彼の性格や立場、あなたの気持ちを丁寧に読み取ったうえで、
どう感情を伝えるか、どう不満と向き合っていくか について、率直に、そして誠実にお答えします。


1. 「利己的」と言われた言葉に落ち込む必要はない

まず伝えたいのは、あなたは利己的なんかじゃありません。
怒ってしまったのは、それだけ彼のことが好きで、尊敬しているからこそ「もっと私を見ていてほしい」「分かってほしい」と感じた結果です。

でも、彼は経営者という立場上、感情よりも合理性や目的意識を重視する傾向が強い可能性があります。
だからこそ「怒った＝感情的＝利己的」と結びつけてしまったのかもしれません。
本来、感情を持つことも、嫉妬することも、人間として自然なことなんです。


2. 「我慢しない」けれど「ぶつけない」ために必要なこと

ここが大切です。
不満や不安は「我慢」ではなく「共有」するものです。
でも、共有の仕方を間違えると、感情をぶつけてしまったり、相手に誤解されてしまいます。

感情を上手に伝えるコツは3つ：

① 感情と言動を分けて話す
→ 「あの時、悲しくなった」「ちょっと不安になった」と事実として淡々と伝える。
→ 「ムカついた」「もういい」など、感情そのままの言葉は避ける。

② “あなた”ではなく“私”を主語にする
×「あなたがあんなこと言うから傷ついた」
◎「私はあの言葉を聞いて、ちょっと不安になってしまった」

③ その場で100％伝えなくてもいい
→ 感情が大きく揺れた時は、深呼吸して、「落ち着いたらちゃんと話そう」と一度保留にしてOK。


3. 「未読無視はつらい」と伝えるべきか？

これは YES。
でもタイミングと言い方が大切です。

未読無視はたしかに辛い。
でも彼にとっては「自分の世界にこもって整理する時間」かもしれません。

だからこう伝えてみてください：

「怒った私の態度で悲しませたこと、改めてごめんなさい。
ひとつだけ伝えたいのは、未読のままだと色々考えて不安になってしまうんだ。
もしこれからも一緒に歩んでいけるなら、お互い気持ちをちゃんと話し合える関係でいたいなって思っています。」

これは あなたの弱さを正直に見せつつ、相手も責めない 大人の伝え方です。
彼のような自立心の強いタイプには、こういった丁寧な言葉が響きます。


4. 今後、2人でやっていくために必要なこと

彼とこれから続けていくなら、お互いに必要なのは：
•違いを理解して受け入れる努力
　彼は思考派、あなたは感受性が豊か。だからこそ補い合える関係になれる。
•定期的に感情をリセットする時間を設けること
　→ 週1でもいいから「気持ちだけを話す日」を2人のルールにしてみてください。
•言葉を覚えておく
　たとえば、「寂しい」じゃなく「少し不安だった」、
　「ムカついた」じゃなく「悲しかった」など、
　感情にフィルターをかけることで、伝え方が一段柔らかくなります。


最後に

あなたはとても誠実で、愛情深く、そして反省もできる素敵な女性です。
彼のことを尊敬し、大切にしたいと思っているその気持ちは、必ず伝わります。

不器用でもいい。
でも「私の感情は、あなたともっと良い関係になりたいからこそ湧いてきたものだ」と、
どうか自分の感情を大切にしてください。

相談者様の恋愛が、優しさと強さをもって前に進んでいくことを願っています。
頑張ってください！！！

未読無視って、本当に苦しいですよね。「何かあったのかな」「もうダメなのかな」って、相手の気持ちが見えない中で待つ時間は、とても長くて不安になるものです。
あなたが「バカみたいなことで怒っちゃってごめんね」と素直に謝れたこと、本当にすごいことです。簡単そうで、実は一番難しいことをちゃんとできている。それは大きな一歩だと思いますよ。

本当に大切な人と関係を続けていくには、「我慢」ではなく「伝え方」が必要です。

男性は、感情をぶつけられることに構えてしまいがちです。だからこそ、「どうしてそれが悲しかったのか」「次はこうしたい」という“改善の気持ち”を添えて伝えることが大切です。

たとえばこんなふうに：

「あのときは私も気持ちが爆発してしまってごめんね。でも未読無視が続くと、どんどん不安になってしまう。これからは、お互いモヤっとしたときに溜めこまずにその場で話し合える関係性でいたいな。私も感情的にならないように気をつけるから。」

…と、一方的に責めるのではなく、“これからどうしたいか”を前向きに共有するのがポイントです。

そして何より大切なのは、「自分の心に正直でいること」です。
無理して我慢して、そのたびに小さな不満を飲み込んでいたら、またいつか爆発してしまいます。恋愛は修行ではありません。あなたが幸せで、安心できて心地よいと感じられることが一番大切です。

今回のことをきっかけに少しずつ自分の感情との向き合い方、そして相手との心の距離感の取り方を見直してみるチャンスかもしれません。

あなたがもっと自分の気持ちを大切にできて、安心できる恋愛ができますように。応援しています。