どう接点を作るべきか(25歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
ご相談内容を拝見致しました。これは悩ましいご状況ですね。
質問者様が男性の方であれば、「とりあえずお相手に声をかけてみましょう」というアドバイスになるのですが、質問者様は女性、それも「恋愛経験に乏しく奥手」ということですね。
こうなると声をかける事のハードルがぐっと上がりますよね。いきなり話しかけるなんてとんでもない！という質問者様のお声が聞こえてきそうです。ではこういった場合、どうするのが良いのでしょうか。一緒に考えていきましょう。

その前に一つだけ。「A子さん」はなかなか強烈な存在ですね。平然と周囲の人に「〇〇さんが推しなんです」と発言されるあたり、A子さんは陽キャというか、「天然の皮を被ったしたたかさを持っている女性」というか、なかなか無視できない感じの方である様です。
この方の存在が質問者様の平常心を乱すと思いますが、ここでペースを狂わされるといけません。こちらは不動心、マイペースでいきましょう。

さて今回、結論から申し上げますと、「きっかけが無いと進展が難しい」というのは確かに間違いではありません。
なんせお相手様と質問者様はほとんど接点が無いご状況です。しかもお相手からの好意は確証があるワケではなく「きっと向こうはこちらを意識しているであろう」という見立てによるものです（違ってたらスミマセン）。だから進展するには、きっかけとなるものがあった方が良いに決まっています。という事でそれを作る事を目標とするのです。「無いのなら作ってしまえホトトギス」というやつです。
質問者様は「まず会釈からしてみようと思っている」との事ですが、その方向性は正しいです。ここではお相手男性とお近づきになるためにステップを3つにわけていきます。

ステップ①　まず最初に「気軽に挨拶できる間柄」を目指す
・・・これだけ聞くとハードル高いですよね。でもいきなりメゲないでくださいね。
具体的には、先ずは「会釈」で全然良いです。お相手様男性からすると「質問者様から会釈がもらえる」と思っていないので最初はビックリされるはずです。
だから無視されても、スマイルで根気よく続けてください。一度会釈したらもう突き進むしかありません。翌日もニッコリ微笑んで会釈します。これをある程度続けていきます。
すると余程の事が無い限り、次第に向こうからも会釈が返ってくる様になります。その頃合いを見て、「おはようございます」と（聞こえなくても良いので）口を動かしてください。
ここまで来るとあと一歩です。これも根気よく続けます。慣れてきたら声を大きくしていきます。続けるうちに向こうから挨拶してくれる様になったらしめたものです。次のステップに移る事が出来ます。

ステップ②　挨拶に一言足していく
・・・遠慮なく挨拶が出来る様になったらその挨拶に一言を足していきます。具体的には「おはようございます。今日も寒いですね」「おはようございます。もうすぐ仕事納めですね」「おはようございます。あっ、そのネクタイのカラー素敵ですね。私その色好きなんです」という感じで、内容は正直何でも良いです。大事なのは「とにかく何か喋る」ことです。これがコミュニケーションのもとになるので、一言二言喋れる様にしていきます。

ステップ③　お相手の好みをリサーチする
・・・少しだけでも喋れる様になったらあとは、「相手の好きなもの」をリサーチします。ここが冒頭に述べた「きっかけ」になりえます。例えばお相手男性はよく映画を観る人だという事がわかったとしましょう。そうすると「たまたま今度上映する映画のチケットが手元にある」「誰も一緒に行ってくれる人がいなくて探している」事を伝えます。（注：あくまで「例」です）余程勘の鈍い人でなければ、「あっ、じゃあ良かったら是非行きませんか」となります。この様に、「相手の好きなもの」から攻めていき、約束を取り付けるのは鉄板です。ここまでいくとデート成立で、会釈も出来なかった頃から比べると物凄い進展・・・と言えるでしょう。

このステップ①②③は「職場恋愛のすすめかた」というやつで、「まずい、これは脈が無さそうだぞ」と判断したらいつでも後戻りできるのが長所です。
①も②も③も、今の質問者様からすると非常に勇気のいるものです。しかし第三者から見ると、別に質問者様から露骨に好意をアピールしているとは感じません。なんせ相手は同じ職場の人です。挨拶や一言会話があっても何ら不思議はないのです。カモフラージュで他にも何人か、気軽に挨拶できる様な関係性を築いておくとより効果的でしょう。その方にはステップ②どまりで、③に進まなければ良いだけです。
②③は何となく自然に進みそうなんですが、やはり①を根気よく続けるのが一番ハードルの高いことでしょう。でもせっかくなんでここでくじけないでほしいです。行動は起こすべきだと思います。黙って指を咥えて様子を見続けるより、やれるだけの事はやってみた方が良いです。その上でどうしても無理なら、またその時に別の方法を考えてみれば良いのです。トライ＆エラーの精神も大事です。
以上、少しでもご参考になれば幸いです。

Q：ほとんど接点が無い場合 どのように距離を縮めていけば良いのでしょうか？
A：最初の一歩としては

・会釈をして存在をアピールする
・物を借りる（文房具や会社の備品など）
・仕事に関係のあることを聞く（○○は何処にありますか？○○さんは何処にいますか？○○の使い方を教えてください　など）
このように仕事に絡めた接点を作るのが自然です。
物を借りたら返さなければいけないため、もう一度接点が生まれますし、
何か教えてもらったのなら、それを口実にして声掛けができるようになります。（○○の件はありがとうございました　など）
すると、それまで会釈だけの関係だったのが、一気に声掛けまでできるようになる。かもしれません。


Q：恋愛経験が乏しく奥手ではありますが、アドバイス下さると嬉しいです。
A：徐々にステップアップしていくのが定石です。

まずは会釈をしてみる。
相手も返してくれたり、相手からも会釈をしてくるようになったら勇気を振り絞って「こんにちは」「お疲れ様です」と一声かけてみる。
そして、その一声に返答してくれたり、相手からも声掛けしてくるようになってきたら、世間話を振ってみる。
（今日は熱い（寒い）ですね。お仕事忙しそうですね。○○さんから聞いたんですけど…　などなど）
そして彼自身の話もしてくれたり、相手からも世間話を振ってくるようになったら、相手の趣味や仕事の話に踏み込んでみる。
と、相手の反応をうかがいながら、少しずつステップアップしていくのが定石です。

そして趣味や仕事の話までできるようになったら、沢山の情報を引き出して共通点を探ります。
距離が縮まりやすい共通点は
・出身地が一緒
・同じ趣味を持っている
・年代が同じ
・性格が似ている
・境遇が同じ（同性ばかりの環境で育った。役職が同じ。共に末っ子　など）
職場なら「性別」「年代」「役職」「性格」これらが同じもの同士が仲良くなりやすい傾向にあります。

お互い共通点があることを知ると距離感は一気に縮まりますから、まずは何とかしてそこまでこぎつける必要があります。
そして彼からのアクションがない以上、質問者様が何とかしてきっかけを作るしかありません。
まずは何でもいいのでアクションを起こしてみて下さい。
何度もやっていると次第に慣れて、心理的なハードルは下がってきます。