彼女がすごく楽しみにしていたことに外せない用事が出来てしまった。どうしたら良い？(18歳・男性）

私の経験上、大切なのはこの3点です。まずは、正直に打ち明けて謝ることです。続いて、埋め合わせを必ず行うことです。そして、絶対にしてはならないこととして、嘘をついたり取り繕ったりすることです。

外せない用事というのがどういったものなのかわかりませんが、ありのままの理由を彼女に正直に打ち明けましょう。彼女が傷つく様子を見せたり怒ったりして辛い状況になるかもしれませんが、それでもとにかく正直に話して謝るのです。そして、代わりの案を必ず提案してください。例えば、「今度の日曜日は難しいけど、翌週は大丈夫だから遊びに行こう」とか、「○日の夜に手持ち花火をしない？」とかいうようにご相談者様のほうから提案してみましょう。そうすることで相手は、ご相談者様が後ろ向きだからキャンセルをしているわけではなく、「用事が入ったのは仕方がないこと」だと理解してくれやすくなります。
私もご相談者様と同じように別の用事が入って彼女との予定をキャンセルしなければならなくなったことが何度もありました。若い頃は、「法事が入ってしまった」とか、「体調が悪くて」などと言って嘘をついたり取り繕ったりしていたのですが、彼女もそれを感じるのか、自分に後ろめたさがあるからなのか、その後の関係がぎこちなくなってしまいました。この反省を生かし、正直に打ち明けて謝り、代わりの提案をするようになってからは、意外にすんなりと相手が理解してくれて、「じゃあまた楽しみにしてるよ」なんて言ってくれることも多かったです。あとになって、「正直で嘘をつかない人だと思った」と、言ってくれたこともありました。

予定のキャンセルを伝えるのは勇気がいるもので、言いにくいのは確かです。しかし、「言いにくいことを正直に、誠実に伝える」というのは恋愛においては決して悪いことではなく、裏を返せば誠実さや正直さをアピールする機会にもなるのです。ですので思い切って打ち明けてみてください。

付き合いが長くなったり結婚したりするとこういうケースはたびたびあります。仕事が急に入ってデートをキャンセルしなければならなくなったり、子どもの参観日や運動会があるのに仕事の付き合いを優先せざるを得なかったり、自分の親が高齢だったり病気がちだったりするとそちらを優先しなければならなかったり・・・。
その都度申し訳ない気持ちになるものですが、別の用事を優先させたからと言って、自分が相手を思う気持ちの強さは決して変わらないですよね。それを伝えるためにも、正直に話して謝ることと、代わりの案を示すことが大切です。

先述したように、今回のことは、ご相談者様が彼女を思う気持ちや、正直であったり誠実であったりする姿勢をアピールする機会でもあります。そう考えてぜひ勇気を出して打ち明けて謝り、代わりの案を提案してみてください。