言葉の捉え方と価値観の違い(32歳・女性）

コミュニケーションの難しさと価値観の違いに直面している状況を理解します。特にパートナーシップでは、言葉だけでなく、その裏にある感情や意図を正確に伝えることが必要不可欠です。いくつかのポイントを押さえておくことで、今後の関係をより良くする手助けになるかもしれません。

まず、「許す努力」という言葉について具体的に確認し、どのような振る舞いや行動がその努力に該当するのかをお互いに共有することが大切です。言葉の定義が曖昧なままでは、あなたと彼の間で誤解が生じやすくなります。次回からは、重要な概念について具体的に話し合いましょう。例えば、「許す努力」とはどのような行動を期待しているのか、何が容認され、何がそうでないのかを具体的に整理しておくことです。

次に、問題が生じた際は、責任を相手に押し付けるのではなく、お互いの立場を理解しようと意識することが大切です。相手の視点に立って考えることで、多角的な解決策が見つかることがあります。彼の言葉にもある程度の真実性や意図があると考え、それがどのような背景から来たのかを探ってみることが助けになります。

また、コミュニケーションを円滑にするためには、定期的な対話の場を設けるのも効果的です。お互いがストレスや不安を感じる前に定期的に話し合う時間を作ると、突然のトラブルを避けることができます。その際は、問題解決だけでなく、良い点や感謝の気持ちも伝えることで、ポジティブな関係を維持できます。

最も重要なのは、自分自身の感情や期待をしっかり認識し、正直に伝えることです。あなたがどのような関係を望んでいるのか、自分にとって許容できることとできないことを明らかにし、それを相手に理解してもらう努力を続けていきましょう。

価値観の違いは自然なことであり、すべての人が同じ考え方を持つわけではありません。しかし、それを超えて価値観を調和させる方法を見つけることで、より豊かな関係を築くことができます。お互いが尊重し合い、共に成長することを目指して、引き続き学び続ける姿勢を大切にしていってください。

彼の言い分は、屁理屈だと思いますよ。
「許す努力」って、最初に起きた浮気未遂に対してのことですよね。
それを「この先どんな浮気未遂があっても許し続ける努力」と言ってしまうのは、彼にとってだけ好都合なとらえ方だと思います。

他の人とこんなすれ違いが起きないように…とのことですが、他の人とこんなすれ違いが起きることはめったにないと思います。
むしろ、こんなすれ違いが起きてしまうこと自体「価値観の違い」、どうしようもないことと諦めるしかないと思います。
彼は今後も同じことを繰り返すかもしれませんし、それを許すことを質問者さんに要求するでしょう。
そのたびに気持ちを抑えて受け入れるのがあなたの方だけなのは、つらいと思いませんか？

身も蓋もない言い方ですが、価値観が合わず分かり合えない人はいます。
どうかあなたも無理をしすぎず、あなた自身を大切にしてほしいです。
陰ながら応援していますね。

Q：価値観の違いや言葉の受け取り方の違いって、どうしたら良かったんでしょうか？
A：価値観の違いについては受け入れること。受け取り方の違いを無くすには具体的に言うこと。だと思います。
わたしは過去にコーチングのセミナーを受けたことがありますが、それから数年経って思うことは以下の通り。

①価値観の違いについては受け入れること
まず基本的に「他人は変わらない」と思った方が良いと思います。
厳密には「変わることはあるけど、その条件が凄く難しく時間もかかる」ため、9割以上の人は変わらない。
・九死に一生を得る時
・大切なもの（お金・時間・信用　など）を失った時。（『失いそう』ではダメ）
・言葉で殴られた時
このようなことでもない限り、そうそう変わることは無い。と思います。
そのため、変わるのは基本的に自分の方。
『過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる』
これはカナダの精神科医、エリック・バーンという人の言葉ですが、結構有名なものです。

今回の件で言えば、彼の価値観を受け入れることが「自分が変わる」に相当します。
受け入れる、とは当たり前に思うこと。
怒りは
・思った通り（期待通り）にならない
・思った通り（期待通り）に動いてくれない
このように期待値が高いことで発生します。
ですが、子供が失礼なことを言ったり、ペットが手伝いをしてくれないからと言ってキレることは無いはずです。
それは「できないのが当り前」と思っているから。
つまり、彼は
・一か所に留まるのが苦手な人
・冒険心や探求心が強いため、新たな刺激を欲する人
こういう人なんだ、と当たり前に思うこと。
そう思えるようになると、子供やペットのように期待値が下がり、怒りの感情が湧かなくなります。

当たり前に思うようになるコツは、中立的・客観的な視点を持つこと。
人の性格は様々ですが、見方によって良くも悪くも見えるものです。
浮気は一般的に悪いこととして捉えられますが、良く言うと縛られない生き方をしたい。
「冒険心」や「探求心」、「知的好奇心」が強い。とも言えます。
そのような性質を理解して、上手く付き合っていくことが関係を続けるコツになります。

（冒険心・探求心が強いなら旅行に行く、アウトドアに行く、色んな人に会う、一緒に新しい趣味を始める、新しく出来た店に積極的に行く、などが有効。
女性関係はどうしようもできませんが、それよりも興味関心のあることを探す・熱中させる。というのも一つの手です）


②受け取り方の違いを無くすには具体的に言うこと

言葉は
・話し手の伝え方
・受け手の受け取り方
この2つのフィルターがかかって伝わりますから、曲解されやすいです。（伝言ゲームを想像すると分かりやすいと思います）
たとえば、『故郷』という言葉を聞くと、田舎の田園風景をイメージする人もいれば、都会の摩天楼を想像する人も居ます。
『祭り』という言葉だけだと、北海道に住んでる人なら「雪まつり」、中国に住んでいる人なら「獅子舞」、若者なら爆竹を投げて遊ぶものが祭りと思っているかもしれません。
このような誤解を無くすためには、定量的・具体的に言うこと。

たとえば、仕事で『なるべく早く』と言っても、話し手は今日中、受け手は今週中、と思っているかもしれませんから、『今日中』とか『1時間以内に』と誰が聞いても同じ解釈をする言葉に変換すること。
『幸せな暮らし』も曖昧ですから、一戸建ての家で、妻と夫と2人の子供と、笑顔で食卓を囲みたい。などと具体的なシチュエーションを伝える。

『許す』も広い意味で捉えられますから、
「わたしの言ってる『許す』は過去に起こったことに対しての『許す』だからね」と時間軸を明らかにしたり、
「過去は変えられないから、今までのことは許す努力をする。でも、これからの事は別だからね」と、それとこれとは別なことを強調しておくと良かったのかなと思います。

また、女性がらみの出来事に関しても「24時間以内に話して」などとハッキリ数字で示すと良いです。
それに「縛られてる感じがして嫌」などと難色を示すようなら、「そう言われるだけのことをしたんだよ？」と突っかからず、
「なら、あなたはいつまでに連絡すれば、誠意が伝わると思う？」と相手の基準を聞くのが良いです。
そこで「1週間かな…」などと言われたら「わたしは1日以内に報告してくれないと誠意を感じない」と自分の考えを伝える。
そうすることで、彼と質問者様の価値観のずれが明確になって、すれ違いは起きにくくなります。
（その後も、彼が意見を曲げないなら「あなたがそうしたいと思うならそうすればいいよ」と、彼の考えを受け入れ、それに納得がいかない・耐えられないようなら、別れを切り出す。で良いと思います）

◆最後に
「許す」という言葉にも様々な解釈がある…。
初めからそこまで想定して言える人は中々居ないと思いますから、ある種仕方のないこと。だと思います。

質問者様の仰る「誠意を見せる」とは具体的にどういうことなのか。
誰が見ても分かる言葉や数字にする癖をつければ、すれ違いは起きにくくなりますので、是非意識されてみて下さい。
（仕事にも生きてくると思います）