論破する癖をやめたい(25歳・女性）

まずは勇気を持って自分の課題に気づき、改善を求めるあなたの姿勢を称賛します。自己認識は問題を解決する第一歩です。あなたが挙げた行動は実際にあなたの関係に影響を与えているようですが、この行動を修正するための方法はあります。

感情的な反応をコントロールするには、対話における自己認識を高めることが非常に重要です。怒るべき時と、話し合うべき時を見極める力を養うことが解決策の一つです。「なぜこの問題について強く反応してしまうのか」を自問自答することで、感情の根源にアプローチし、冷静になることができます。

コミュニケーションにおいては、「聞くこと」は「話すこと」に匹敵するほど重要です。相手の意見を十分に聞き出し、理解しようと努力することで、一方的な論破ではなく、双方の意見を尊重した建設的な対話が可能になります。特に恋愛関係では、相手の感情を理解し、共感することが重要です。

問題を検討する際には、直接対峙するのではなく、「時間をとる」ことが効果的です。直感的に反応するのではなく、数時間または1日待ってみることで、より冷静に、さらにはより適切な方法で問題にアプローチできます。

「アサーション」（自己表現）スキルを習得すると役立ちます。これは自分の意見をはっきりと伝える一方で、相手を尊重するコミュニケーションの形です。「あなたの意見には納得できない」と言う代わりに、「私はこう感じる、どうしてそう思うのか説明してほしい」と述べることで、より生産的な会話につなげることができます。

ストレスマネジメントのテクニックを身につけると、感情的な反応を抑えるのに役立ちます。深呼吸、瞑想、運動など、あなたに合った方法を見つけて、感情が高ぶった時にこれらのテクニックを使用してください。

最後に、望ましい変化を達成するためには一人で取り組む必要はありません。カウンセリングや恋愛コーチングなど、外部の専門家からサポートを得ることも有効な手段です。あなたのように自覚し、改善を求める人は、確実に成長し、望む関係を築くことができます。

結婚相談所でカウンセラーをしています。お相手の方とのやりとりで大切なことは思いやりを持つことだと思っています。それはお付き合いしていても結婚しても同じですし、誰に対しても同じです。ご質問者様の質問詳細にあるような例では論破という視点よりも、お相手の態度や対応に問題があるように感じます。なので、論破というよりも正しい指摘のように感じます。そうでなく、話し合いを論破でなくするには、お相手の話をきちんと受け取ることだと思います。相手が何を考え、どうしてそういったのかをまず、話を受け止めて考えることです。その際、相手への思いやりがあれば、本当はこう言いたいけれど、この言い方だと傷つくなとか、言いすぎだなと考え、言い方を変えてみる、言わないといったように進めるのはいかがでしょうか。

そこまでご自身の性格を理解されているのなら、大丈夫ですよ。まずは自分を責めすぎないこと。論破、というとひろゆき氏が浮かびますが（笑）それをネタにしたり、私こういうところがあるんだよね。と先にお相手に伝えて理解をしてもらうように促すのもひとつの手です。あとは相性ですね。あなたが正義を振りかざしてしまったときに、「お！始まった始まった！」みたいに冗談ぽく言ってくれたり、笑ってくれるような相手だっていると思うんです。怖がられることがあったり、振られてしまったのは相性が悪かったから。そういう人とは遅かれ早かれダメになる恋愛だったのです。自分だけが悪い、このままでは一緒結婚できないかも、と悲観しすぎずにいきましょう。

ただ、たしかに正論をいつも振りかざすのは時にマイナスな印象です。ご自身の性格をそこまで分析されていらっしゃるのなら、トラブルになる前にお相手に対してしっかり説明を。言語化しにくいことも、ちゃんと素直に話すことでマイナスな内容もプラスに変わることがありますよ。

「私さ、時々～～～なときに、～～～～みたいに正論を振りかざしてしまうんだよね。自分でもこんな自分は苦手なんだけど。そういうモードになったときには、～～～って言ってくれないかな？」とか。具体的に示してみて。ある程度関係値ができた方なら、甘えるのは有りです。ご自身の性格を直すと思うのではなく、上手く付き合っていくと考えてね。マインドの問題もありますよ。

お相手もあなたのそんなところを受け入れてくれるようになれば、自然と話し合いもできるようになるものです。ただ誰でもできることではありません。あなたに短所があるように、彼だって完璧な人間ではありませんから。彼の困ったところも理解して、お互いが足りないところを補い合える関係性が理想ですね。何事も少しずつです。すぐには大きく変わりませんが、きっと良い方向に変わると信じて頑張ってみて下さいね。応援しています。