初回デートでの自分らしさの出し方は？(33歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
今回は「初デートの距離感」についてのご相談ですね。確かに質問者様の仰る通り、力加減が難しいですよね。
これ実は、相談所でもよくご質問を頂くんです。皆様お悩みですね！
その様な時に私は、「2：2：8（ニイニイハチ）の法則」を提案しております。
如何でしょう、お聞きになられた事は・・・？無いと思います。
だって私のオリジナルなので、そんな法則は検索しても出てこないんです。

これはどういうものかと申しますと、「2：2：8」というのは「2割、2割、8割」の意味で、デートでの距離感、自分らしさを出していく割合を表しています。
まず初回デート。これはお互い緊張して当然です。いきなり素の自分を出すのはNGということで、男性側の反応も見ながら、聞き役を心掛けます。バカ丁寧な態度で接する必要はありませんが、まだ慣れていない同士なので、友人よりも気持ち丁寧くらいに。素の自分を出すのは「2割」だけ。
いきなりベラベラと自分の事を話したり、馴れ馴れしくいくのはご法度です。あくまで「少し控えめ」を心掛けるのです。
人間は自分が喋っている時に「楽しい」と感じる傾向がありますので、男性からすると初回デートが終わって一人になった時「今日はよく喋ったなぁ。自分の事もわかってもらえた気がするぞ。でもよく考えたらまだあまり（質問者様の事を）知らないな。楽しかったのでまた次回誘ってみよう」となります。

そして2回目のデート。今回も自分を出すのは「2割程度」を心掛けます。聞き役に回るのです。
これがうまくできると男性は「今回も楽しかった。少し（質問者様の事を）知る事が出来たけどまだわからない部分も多い。もっと（質問者様の事を）知りたい」となります。

いよいよ3回目。ここで一気に「8割」くらい素の自分を出していきます。
えっ、そんなに一気にいっても大丈夫なの？と思われますでしょうか。それが大丈夫なんです。
男性は同じ人に3回会うと、「男の友情モード」というものに思考が切り替わります。「単純接触効果」と似た様なものなのですが、ちょっと違います。
初対面から3回会えば少年マンガの熱い友情のように、「この人は自分の味方だ」と思考が切り替わるんです。
このモードに切り替わったご縁は、簡単には崩れません。という事で、1回目・2回目は控えめにしてとにかく「接触する」「相手に喋って頂く」事に重点を置き、関係が固まってきたら3回目に自分を出すんです。
これは早くても遅くてもいけません。例えば2回目で自分を8割出した場合は「あれ？1回目の印象と違うな。やっぱりやめておこう」と思われる可能性があります。
4回目まで自分を出さない場合は「何回会っても本音が見えない。これって自分ばっかり喋ってないか？」と怪しまれます。3回目くらいがちょうど良いんです。

如何でしょうか？ここまでご縁が進むと後は自然な感じで進行していくでしょう。
「2：2：8」を心掛けて（合計が10ではなく12になってるじゃないか！という様な真っ当なご指摘は無視させていただきます）距離感を掴んでいってくださいね。
少しでもご参考になれば幸いです。