マッチングアプリは危険性が高いのでしょうか？(23歳・女性）

危険性の高いツールになるかどうかは使う人の手腕によります。

ニュースでもマッチングアプリを使った事件などが報道されているので不安になることも多いかと思います。結論を言いますと、完全に安全なマッチングアプリなんて存在しません。使用するアプリによって登録している人は様々ですが、どのアプリを使っても多かれ少なかれ「ヤバイ人」は登録しています。「あのアプリはヤリ目が多い」とか「あのアプリはみんな剣度が高い」とか言われることもありますが、あくまでも傾向に過ぎません。「ヤバイ人」に引っかかる人は引っかかるし、引っかからない人は引っかからないだけです。私は1年間マッチングアプリを利用して300人とマッチングし、30人に会いましたが危険な目にあったことはありません。中には程度の差はあれ「ヤバイ人」はいましたが、トラブルになったことはありません。私が見つけた「ヤバイ人」は、変な有料サイトに誘導しようとする人や、会った初日にホテルに連れ込もうとする人でした。自衛のためのルールを決めておき、その通りに行動していればよほど危険な目に合うことはないかと思います。私が決めていたルールは以下の通りです。

・個人情報を教えない（住んでいる最寄り・会社・地元など）
・会う前にLINEの交換をしない
・デート場所は自分主導で決める
・相手の車に乗ったり、人通りの少ない場所には行かない

「ヤバイ人」は、ある程度はメッセージのやり取りをする中で見抜くことができます。詐欺にかけようとする業者系だったら、日本語がおかしかったりやたらイケメンの写真を使っていたりします。ヤリ目系はすぐに会おうと言い出したりします。基本的には、時間をかけずに連絡先の交換をしようとしたり会おうとする人は怪しいことが多いと思っておけばいいのですが、中には巧妙に時間をかける人もいます。こうしておけば大丈夫という対策はありませんが、それは現実社会でも同じだと思います。友達の紹介でも職場で出会ったとしても、交際してみたら「ヤバイ人」だったなんてこともあります。見ず知らずの人と会うことにていこうがあるのは理解できますが、マッチングアプリは上手く使えば自分が思ってもみなかった人と出会えるチャンスを秘めたツールです。私も夫とはマッチングアプリを通じて出会いましたが、「世の中にはこんなに自分に合う人がいたんだ」と感動しました。危険から身を守ることも大事ですが、メリットにも目を向けて上手に利用してほしいなと思います。