奢ると言われたのに食事の値段が高かったので無理やり少し支払ってしまった。良くなかった？(27歳・女性）

デートの時の男性が払う、女性が払う問題ですね。
一昔前は男性の全額負担が当たり前の様な風潮がありましたが、最近はワリカン派も増えてきている様ですね。
これも女性の社会進出が関係している様です。

さて、今回のケースですが、男性様が全額支払われると仰ったものの、あまりの金額に驚いた質問者様がそれはいくら何でも申し訳なさすぎる！と半ば強引に何割かの金額をお支払いしてしまった、という事ですね。
お気持ち、すごくわかります。
もうちょっとお安い会計であれば質問者様もご馳走になったのかもしれませんが、高額だと「せめて少しくらいは」というお気持ちになりますよね。
その後、男性から連絡は無かったという事なので、質問者様はおそらくその点がひっかかったのではないかと踏んでおられるのですね。
連絡が無いのは「実は他に理由がありました」という様なオチは考えずに、今回のケースはこの支払いについて、焦点を当てたいと思います。

まず、男性側からすると、焼肉デートという事なので事前にある程度の出費は想定しています。
高額になればなるほど当然の事ながら男性側の負担は増えるので、本音を言うと女性に少しでも出して頂いたら絶対に楽になるはずなんです。

しかしその反面、男性側は女性側に「甘えてほしい」という気持ちもあります。
女性の前で格好をつけたいのです。
「ここは僕が」と男性がサッと会計を済ます。女性は後で嬉しそうにお礼を伝える。
とても良いシーンで男性の格好良さが際立ちます。

「ここは僕が」と男性がサッと会計を済ませようとしたら、女性が「いやいやそれは申し訳ないです」と財布からお札を取り出す。
「いえいえ、僕が出しますよ」と男性が言っても女性は聞かず、強引にレジの人にお金を渡す。
男性は女性があまりに聞いてくれないので仕方なく折半の様な感じで支払いを済ませる。
女性は多めに支払ってくださった事に対して「ご馳走様です」と言うものの、男性はご馳走した・・・と言えるのか？となり、「あっ、ああ・・・」としか言えません。
あまりスマートな感じではないですね。

そして更に、男性は「そんなに僕にご馳走してもらうのが嫌なのかな？という事は僕の事はあまり良い様に考えてくれてないのだな。それなら、もう次回お誘いするのはやめておこう」という思考になる可能性もあります。
お会計一つでお互い気を使った結果、この様な悲しい辞退を引き起こしてしまうのです。

私は、こういった場合は「ご厚意に甘えてご馳走になる」でいいと思っています。
ただし、当たりまえの事ですがその場でちゃんとお礼を伝えたり、一度は財布を出す（フリでいいです）事をオススメします。
（※ご馳走様のお礼なんて当たり前では？と思われるかもしれませんが、実はそれが出来ない女性は確実に存在します）
どうしても気になる場合はその後、「お茶代くらいは出させてください」もしくは「次回のお食事代は任せてください」と、次の機会の支払いを提案なさると良いのです。
そうすると暗に「貴方とまた次回お会いしたいと思っていますよ」という事がお相手に伝わるので、男性側も嬉しい気持ちになります。

冒頭で「ワリカン派が増えている」と述べさせて頂きましたが、男性が女性に少しでも支払ってほしい場合はお会計時に男性からその様な提案がありますので、すぐにわかります。
今回、連絡が無くなったのはこのお会計問題が100％の原因かどうかはわかりませんが、男性様がお支払いしたかったのは間違いないかなと思います。
このあたりをスムーズにこなされるとお互い気持ち良くデートを終える事が出来ますので、次に繋がる率も上がってくるでしょう。頑張ってください！