マッチングアプリで長文を送ってくる男性心理を教えてください。(27歳・女性）

私は長文になりがちです。その時の心理としては、女性とやり取りできるのが嬉しくてたくさん書いてしまうというのもあるのですが、一番は「言葉足らずで真意が伝わらなかったらいけない」という心配な気持ちから、ついつい説明しすぎてたくさん書いてしまうのです。

例えば、好きな食べ物の話をするとします。そういうときは、「お肉が好きです」という一言で済むのですが、これだけだと、「不健康な人だと思われないかな」とか、「野菜も食べることをアピールしたほうがいいかな」とか、「相手が肉よりも魚のほうが好きだったらいけないから魚が好きなこともアピールしておこう」とか、そんなことを考えてしまいます。
そのため、「お肉が好きです。あ、でも同じくらい魚も好きなんですよね～。サーモンとかマグロとか、お刺身が好きです！ちなみに野菜も結構食べますよ」とこんなふうになってしまいます。あっという間に、一行も二行も増えてしまうのです。

自分が長文になりがちだからと、長文の人を擁護するつもりはありませんが、相手に誤解のないように、できるだけ詳しく書きたいという心理が働いているものと思います。もちろんその気持ちは、「相手によく思われたい」とか「嫌われたくない」という思いからきています。

ちなみに私の場合は長文派なので、いつも短文の人を見ると、「相手の気持ちが考えられない人なのかな」と思ってしまいます。どういうことかというと、自分が説明しすぎなタイプだけに、説明が足りないメッセージがとても気になってしまうのです。

例えば、「好きな食べ物は何ですか？」と尋ねたときに、「アイスが好きです」と一言だけメッセージが返ってきたとします。これだけだと、長文派の私は不満です。と言いますのが、アイスもいろいろな種類があり、かき氷系とか、雪見だいふくみたいなのとか、ソフトクリームとか、いろいろありますよね。なので、アイスとだけ言われても、どれのことなのかイメージができず不満なのです。こういう時に限って、私が、「アイスいいですよね～。僕もパピコが好きなんですよ～」と言うと、「私、パピコはいまいちなんですよね～。アイスはモナカ一択で、特にチョコモナカジャンボが好きです」などと言われてモヤモヤします。
チョコモナカジャンボ一択なら、最初から、「アイスが好きで、種類はモナカ一択なんですよ。特にチョコモナカジャンボが好きなんですよね～」と言ってくれていれば、「僕もチョコモナカジャンボが好きです！」と言ってはじめから盛り上がれていたのに、「アイスが好き」と、情報が少なすぎたために、このような事態になってしまうのです。

長文の人全員が私のように考えているとは限りませんが、長文の人は、言葉足らずで真意が伝わらないことを恐れていて、その上、相手にも長文であってほしい（説明不足はやめてほしい）と思っている可能性があります。ただし、これは打ち解けて関係が深まるにつれ、解消されていきます。

今は初デートの前で、お互いのことをよく知らないので、余計に長文になっていると思います。長文派の私ですが、ずーっと長文というわけではなく、付き合い始めたり、結婚したりするとかなり短い文章になり、相手の気持ちも最初に比べると想像しやすくなっているので、相手からのメッセージも短文で問題なしです。

彼もずっと長文というわけではないと思いますので、今だけ、と思って許していただき、もしよければお互いに打ち解けるまでは、少し説明を多めにメッセージを送ってみてもらえると嬉しいです。