好きだけど将来が見えない彼氏との恋愛についての相談(32歳・女性）

女性は本能的に、子どもを産んで育てるというのがインプットされているため、「時間には制限がある」と感じやすく、将来のビジョンをできるだけ早く描きたいと思うものです。一方の男性は、子どもを産んで育てるという意識がないため、のんびりしている人が多く、将来を考えるのも面倒くさいと感じやすいのです。

男性の立場からこの解決策を申し上げるとすると、男性には、「時間は有限」ということを意識させるのが一番良いと思います。勉強でも仕事でもそうですが、締切が近づくと集中力が増して、一気にはかどることがありますよね。人間のこの性質を利用して、2人の間で短いスパンの目標を決めてみると良いでしょう。例えば、「1年以内に海外旅行に行く」という目標を立ててみてください。そうすると、行き先を決めないといけませんし、お金も溜めないといけませんし、数日仕事を休むようならその手配も考えなければなりませんよね。うかうかしている場合ではなく、今すぐ動かなければという気持ちになってきます。
今は、「将来」という大きな視点で見ているため男性は動きにくいのですが、1年以内と制限をつけると行動を起こしやすくなります。このようにしてさりげなく、2人の間に短いスパンの目標を何個か立て、彼に少し先の未来を描くことに慣れさせるのがおすすめです。
慣れてきたと思ったら、例えばですが、海外旅行に行ったときに、「こういうところで結婚式が挙げたいなぁ」とつぶやき、「よし。1年以内にここで結婚式を挙げよう！」と宣言してみてください。まるでプロポーズのようになってしまいますが、これくらいの強引さがなければのんびりした男性を動かすことはできません。このように言って、もし彼が戸惑う様子を見せていたら、「まぁ海外はさすがに難しいから、国内にしようか」とすかさず言いましょう。大きなことを言ったあとに、少しレベルを下げた提案をしたら、その提案は受け入れられやすくなります。これは心理学でも言われていることです。

少し話が逸れましたが、このようにあの手この手で、まだまだやれることはあります。今のような状況で、自分たちの未来がどうなるのだろうと心配かもしれませんが、案外進み始めたらトントン拍子で進むもので、1年後には今想像もしなかった状況になっていることがよくあります。私自身も、交際して1年くらいで結婚しましたが、彼女が結婚してからのことを具体的に思い描いていたので、自分でも驚くほどトントン拍子に結婚話が進み、それこそ1年で想像以上の状況に変貌しました。

とりとめのない話になってしまいましたが、「私たちの関係は今とても幸せ」とのことですから、きっと大丈夫です。彼に短いスパンの将来を思い描かせ、そのまま結婚まで、ご相談者様が引っ張るつもりでいきましょう。