元彼との.…、(64歳・女性）

ご相談ありがとうございます、恋愛婚活コンサルタントのコダックです。

元彼と半年前くらいから電話でつながっていたけれど、最近は奥様にバレたらしく連絡が途絶えてしまったとのこと。
もう随分時間が経ってしまい、「もうダメなのか」と感じてしまう気持ち、よく分かります。
好きだった人と再び話せるようになり、それが密かな楽しみになっていたのに、突然連絡が来なくなると寂しさと諦めが一気に押し寄せますよね。

僕自身、かつて似たような状況で「このままひょっとしてまた関係が続くんじゃないか」と思い込んでいた相手が、一方的に連絡を絶ってしまった経験があります。
理由は違えど「相手の家庭の事情でバレたらまずい」と判断されて急にシャットアウトされたんです。
あのときは「あれだけ話していたのに、こんなにもあっさり切られてしまうのか」と戸惑いましたし、「もう少しちゃんと別れの言葉を言ってくれてもいいのに」と悔しい気持ちすらありました。

ただ、今回の元彼さんの場合、奥様にバレたというのが理由なら、相手としては「もう家庭を揺るがすリスクは取れない」と判断した可能性が極めて高いです。
いくら昔の想いがあっても、いま結婚して家庭があるなら、その関係を壊さずにあなたとのやり取りを続けるのは難しいと感じたのでしょう。
だから「もうダメですか」と言われれば、残念ながら「いまの状況でまた連絡が戻ってくるのは相当に可能性が低い」と言わざるを得ないところがあります。

もちろん、相手が強い未練を持っていたり、奥様との関係が今後どうなるかによっては、いつか再度連絡が来る可能性もゼロではないかもしれません。
でも、こちらのほうから積極的に連絡するのはリスクが大きいですよね。
もし向こうの家庭がさらに荒れてしまえば、あなた自身にも心苦しい思いが降りかかってくるでしょうし、相手も家庭を守るためにあなたを拒絶せざるを得なくなるかもしれません。
僕の場合も、過去に相手にパートナーがいると知らずにしばらく連絡を取っていたところ、ある日急に「ごめん、もう連絡できない」と言われて、そのまま完全に音信不通になった苦い経験があります。
後から「実はパートナーにバレた」という話を共通の知人を通じて聞き、ああ、仕方なかったのかなと思わざるを得ませんでした。

大切なのは「自分が今どのように行動すると一番心が穏やかにいられるか」を考えることだと思います。
もし待つことで余計に苦しくなるなら、自分の中で「もう終わったんだ」と区切りをつけるのも選択肢です。
「いつかまた連絡があるかもしれない」と希望を捨てきれずに待っていると、気づかぬうちに何ヶ月、何年も経ってしまい、あなたの時間を無駄にしてしまうリスクもあります。
実際、僕も「待っている期間」をダラダラ続けてしまって、振り向いてもらえないまま年単位で空回りをしてしまったことがありました。
その時間は取り戻せないし、振り返ると「もっと別のことにエネルギーを使えたのに」と後悔する部分がありました。

もし元彼さんから本当にまた連絡をしたいと思うのであれば、状況が落ち着いて、相手が「家庭の問題がもうない」と確信できる日が来れば、再度連絡をくれる可能性はあるかもしれません。
ただ、その「家庭の問題」が解決するかどうかは、あなた自身にはコントロールできない要素が大きいんですよね。
相手が奥様と別れるとか、円満に済ませる方法を見つけるとか、そんな未来があるかどうかは完全に相手の事情に左右されます。
あなたがどう頑張っても左右できない事柄に縛られている状態は、正直ストレスが大きいと思います。

だからこそ、「もうダメなのかな」と思う気持ちを前提に、次の一歩をどう踏み出すかを考えてみてもいいのではないでしょうか。
それは新しい出会いを探してみるとか、趣味や仲間との時間を増やすとか、あなたの人生を豊かにすることにエネルギーを使うという方向です。
もし奇跡的に元彼からまた連絡が来て、彼の家庭もクリアになっているというなら、そのとき改めて考えればいいわけですし、少なくとも今はもう連絡が来なくなって随分経つ以上、あなたが待ち続けるメリットは少ないように思います。

「ダメですか？」と問われれば、正直かなり厳しい状況でしょうし、もしその彼が本当にあなたを想っているなら、奥様にバレようがなんとか連絡を取り続けようとするはずです。
それが一切なくなっているということは、家庭を優先しようとしているのだろうと推測できるからです。
そうした男性を責めるのは難しいかもしれませんが、少なくともあなた自身がいつまでもその思いに縛られていると、前に進むチャンスを逃してしまうかもしれません。

この機会に、「もしまた縁があるなら、そのときははっきりお互い自由な立場で会いたい」というくらいの心構えで、気持ちを切り替えてみるのがいいのではないでしょうか。
もし何か思いが残っているなら、手紙やメールなどで感謝や気持ちをまとめて送り、それを最後に自分の中で区切りをつける方法もあります。
ただ、再度トラブルが起こるリスクを考えると、もう連絡をしないのが最善かもしれません。

応援しています。