はぶらかさないでほしいと言われました。私が悪いですか？(21歳・女性）

あなたが感じている戸惑いは理解できます。まず、相手が「はぶらかさないでほしい」と感じた背景を考えることが大切です。これは、相手があなたとのコミュニケーションに期待を持っていたのに、それが満たされなかったと感じたために起こった可能性があります。

相手にとっての「はぶらかす」とは、期待するほど深い関心や感情の交流がないことを指すかもしれません。毎日普通の会話をしていたとのことですが、相手はもっと具体的な感情や関心の表現を望んでいたのかもしれません。ここで重要なのは、相手がどのようなコミュニケーションを望んでいるのかを理解することです。

あなたが悪いというよりも、コミュニケーションのスタイルや期待の違いが原因である可能性が高いです。大切なのは、お互いの期待をすり合わせ、誤解を減らすことです。そのためには、以下のステップを試してみてください。

まず、彼とのこれからの会話において、あなたがどのように感じているのかを素直に伝えるのが良いでしょう。例えば、「私も不意にそんな言い方をされて驚いた」と共感を示しつつ、「どんな風にはぶらかしてるのか具体的に教えてほしい」と問いかけてみてください。ここで大切なのは、相手の立場や感じ方を尊重し、誠実な対話を心がけることです。

次に、あなた自身の気持ちや相手への興味の度合いについても、率直に話すのが望ましいでしょう。もし恋愛に発展することがまだ想像できないのであれば、その旨を正直に伝えるのも一つの選択です。相手に期待を抱かせるような行動や言葉を避けることが、誤解を生まないためには重要です。

最後に、本当に自分に興味があるのか、関係をどうしたいのかを自分自身に問いかけることも重要です。これによってあなたの気持ちも整理しやすくなり、今後のコミュニケーションにも役立つでしょう。

コミュニケーションはお互いの気持ちを確認し合うプロセスです。まずは落ち着いて、相手と向き合ってみてください。あなたの誠実な対応がきっと関係改善の鍵となるはずです。

それは嫌な思いをされましたね。

ご相談者様の中で、「はぶらかさないでほしい」と言われるようなことをした心当たりがないのであれば、ご相談者様は悪くありません。落ち込む必要はありませんよ。
ご相談者様に1つ申し上げたいことがあります。それは、悪くなければもちろん謝る必要もないのですが、こういう時にはさっさと謝って、この問題を早く終える、というのも手だということです。

もし私がご相談者様の立場であれば、「そんなつもりはなかったんだけど、ごめんね」と言って謝ります。ポイントは、この謝る言葉の順序です。人間は、相手に何かを言われたら、最後の言葉が印象に残りやすいと言われています。そのため、「そんなつもりはなかったんだけど、ごめんね」と言うと、「ごめんね」と謝っていることが印象に残りやすく、相手は納得してくれやすくなります。逆に、「ごめんね。そんなつもりはなかったんだけど」と言ってしまうと、「そんなつもりはなかった」というのが相手に残るので、なんとなく言い訳がましい印象を与えてしまい、余計にこじれることがあります。

「自分は悪くないから謝りたくない」と思われるかもしれませんが、数々の修羅場を経験した私からすれば、謝るのは最強の武器です。なぜなら世の中の多くの人は、変なプライドが邪魔して謝れないからです。「謝ると負け」とか「謝ると不利になる」といった間違った認識をしている人が多いので、世の中には多くのトラブルが溢れているのです。
私も若いころは謝れない人間だったのでトラブルを悪化させてしまうことが多々ありましたが、恋愛や仕事で多くのトラブルを経験して、そこで「謝るが勝ち」だと知り、意識するようにしたところトラブルが早くおさまるようになりました。謝る勇気を持った人はそれだけで一目置かれやすいので、以外と不利な状況にならず、相手の態度もトーンダウンして、自分のほうが上の立場になれることも多いです。

うわべだけでもいいし、心から反省する必要もありません。演技でもいいので、「そんなつもりはなかったんだけど、ごめんね」と“真剣な様子で”言いましょう。
今回はもう相手と話したくもない、謝ることさえしたくないというのであればそれはそれでもいいと思いますが、今後のご相談者様の人生においても参考になると思いましたので、お伝えさせていただきました。