相手に対してすぐ試すような質問をしてしまう(18歳・女性）

相手に対しての不安感や自分への自信の欠如は、多くの方々が経験する悩みです。対処するには意識の変化が必要ですが、まずは自分の行動パターンを理解し、それを徐々に修正していくことが大切になります。

まず重要なのは、自分自身の価値を認識することです。他人からの評価によって自分の価値が決まるのではなく、自分自身が自分の価値を知ることが重要。私たちは皆、独自の価値と魅力を持っています。自分が持っている長所や好きなこと、達成したことなどをリストアップして、自分自身に対する肯定的な認識を高めましょう。

次に、不安や自信のなさは、感情のコントロールができるようになることで減少します。試すような質問をしてしまう背景には、相手からの愛情や承認を強く求める気持ちがありますが、その行動が逆に相手を遠ざける原因になることも理解しておく必要があります。

相手に確かめたい気持ちが湧いた時、すぐに行動に移すのではなく、一旦その気持ちを立ち止まって観察してみてください。自分がなぜその質問をしたいのか、その背後にある感情は何か、その不安を解消する他の方法はないかを考えて見る時間を持つことが大切です。

自分への理解を深めつつ、自己肯定感を高める方法として、自分の好きなことや得意なことに時間を費やし、小さな成就を積み重ねていくことも有効です。また、ポジティブなアファメーション（肯定的な宣言）を日々実行することで、心の持ち方を変えていくことができます。

恋愛関係では、コミュニケーションの質が重要です。信頼を築くには、お互いに対する理解と尊重、安定した自己評価が必要になります。もし相手からの態度に不安を感じたら、「最近、私たちの間で気になることがあるんだけど、ちょっと話をしてもいい？」といった形で、直接対話を求める方法もあります。不安を抱え込むのではなく、健全なコミュニケーションで解決を試みることが、関係を深めるきっかけになります。

持ち前の強みや個性を認識し、自己肯定感を高めるとともに、相手との健全なコミュニケーションを心掛けることが、自信を持った行動に繋がります。自分を大切にし、いつも自分らしくいることで、不安は徐々に消えていきますよ。

不安になって「嫌いになった？」と聞くのは自分に自信がないからです。自分で自分を認めてあげていないので、自分のことを信じることができず、相手にゆだねてしまうのです。実は私も以前、同じ悩みがありました。恋人によく「もう嫌いになった？」とか「好きじゃなくなった？」と聞いては嫌われたものです。それを直せたのは、先述したように自分で自分を認めてあげていないことに気付き、改善したからです。具体的には、自分で自分を褒めてあげるようにしました。褒める内容は、「恋人と結ばれてるんだから十分にがんばってるよ」といったことから、「朝起きて偉い」とか、「職場の人に優しくして偉い」といった感じです。内容はどんなことでも良く、「交通ルールを守って偉い」とか、「ごみの分別をして偉い」といった当然のことまで褒めていきました。そうするうちにいつの間にか相手を試すようなことを言わなくなり、恋愛もうまくいくようになりました。あとで自己啓発本を読んだ時に、自分に自信がない人へのアドバイスとして同じような対策方法が紹介されていて、私の方法は間違いではなかったのだとわかりました。ご相談者様は恋人と結ばれて、すでに十分素晴らしいです。そんな自分を自分で認めてあげて、自信を持つようにしてください。自分を褒めるのは最初むずむずしますが、少しずつ慣れていきます。そして続けると恋愛だけでなく人生そのものが良い方向に進みますのでおすすめです。

自信を持つ事は、簡単なようでとても難しいことです。単純に性格だけの問題では無く、トラウマだったり幼少期の家庭環境など様々な要因が複雑に絡んでいるので簡単に自信を持つことは難しいでしょう。
ですが、「自分がされて嫌なことをしない」「自分がして欲しい事を相手にもする」ことは誰でもいつからでも実践できます。相手、特に親密な関係の相手の行動や言動は鏡だと思ってください。ニコニコしていれば相手もニコニコしてくれるし、きつい言い方をしたり当たったりすれば相手の態度もキツくなっていきます。
試し行為を続けていると、信頼関係に傷が入りいずれは修復不可能になってしまいます。自分に自信を持つ前に、自分自身を愛してあげることが大切なように思います。
両手でぎゅっと自分を抱きしめる、セルフハグといいますが、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されるので、不安感が軽減されたり気持ちが落ち着いたりします。不安だな、何か良くないことを言ってしまいそうだなと感じたら、セルフハグや彼氏を抱きしめることで、マイナスな発言をぐっと堪えましょう。