付き合って3ヶ月の彼氏とよく喧嘩します。どうしたら喧嘩が無くなりますか？(18歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
ご相談内容を拝見致しました。交際中の喧嘩について、ですね。
できればどの様な内容で喧嘩になるのかという具体的な例があると有難いのですが、頂いた情報を元に回答させて頂きたいと思います。

質問者様と彼氏の方との間の喧嘩は「月に5回程度」という事ですね。これはなかなかに多いですね・・お察しいたします。
良い意味で捉えると、「喧嘩をするほど仲が良い」とも言いますし、それだけ「お互いの事に一生懸命である」とも考えられます。
相手がどうでも良い存在であればそもそも喧嘩じたい発生しませんので、喧嘩が出来るというのは幸せな事・・・とも言えるかもしれません。

しかしそれは端から見た時の意見であり、当事者としてはたまったもんじゃありません。喧嘩はいつも彼氏の方が怒って、質問者様の謝罪を持ってひと段落となる様ですね。
これが続くと質問者様にとっても精神衛生上あまりよろしくありませんよね。ではどうやったら良好な関係を築けるのでしょうか？

ここから先はあくまで私が約50年間生きてきた経験の話であり、真理では無いと思います。
反論のご意見も多いと思いますが、あくまで一人のオッサンの個人的な意見として、少しでも質問者様のご参考になれば幸いです。

まず、彼氏の方の「嘘が嫌いなので本音で話してくれ」というご意見ですが、これは男女関係無く、生きてると誰かからこう言われるシーンに出くわします。
端的に申し上げますと、誰でも嘘は嫌いです。嘘をつかれるのは誰でも特に嫌いで、これは特に今の彼氏の方に限った事ではありません。
「私、嘘をつかれるのが好きなんです」なんて聞いた事がありません。要は当たり前の事なんです。

だからと言ってこれ、真に受けて何でもかんでも洗いざらい話すと大変な事になります。
「ピンチになったら嘘をついて乗り越えてください」という訳ではありませんが、うまく立ち回れる様にされた方が良いです。
お相手様も人間です。良好な関係維持のために、お互い本音を言わない方が良い事なんて山の様にあります。
例えば二人にとって大事なイベントの日に自分の不摂生で体調を崩してしまった。しかしちょっと頑張れば1日過ごせるという場合、お相手様から「どうしたの？しんどそうだけど」と言われても心配かけないために「元気だよ」と言いませんでしょうか。それはお相手様にとって嘘になるのでしょうか。
それさえも本音を言って欲しい・・・と言われるかもしれませんが、「実は昨晩夜更かししてて寝不足もあってしんどいの」とか言った日には彼氏の方からすると「はぁ？」となって質問者様が怒られるだけです。
そこはお互い大人同士なので、多少しんどくても「元気だよ」と言うべきかと思われます。

彼氏の方のバースデーに素敵なディナーでお祝いしようね、という約束をしていたとします。当日、昼ご飯もそこそこに出かける準備をしていると病弱なお母さんが頑張って起きてきて「あなた好きでしょ。お母さん一生懸命焼いたから沢山食べてね」と言って自作のケーキを出して来たらどうしますか。その後のディナーに差し支えるとわかっていても「有難う」と言って喜んで食べませんでしょうか？
そうしてお腹いっぱいになり、彼氏の方からディナーの時に「どうしたの、食が進まないの？」と言われたら「何でもないよ、美味しいね」と言って頑張って食べませんでしょうか。
それは彼氏の方に嘘をついた事になるのでしょうか。

「嘘」とは捉えようです。「嘘」というと聞こえが良くないので一見、イメージが悪いのですが、何でもかんでも悪者ばかりではありません。
「優しい嘘」は存在しても良い、むしろそれによって成り立つ縁もあると思うのです。彼氏の方に対して後ろめたい嘘、自分の利益を優先する嘘はいけませんが、真実を言わない事でお互い良好な関係を築けるのであれば敢えてそうする、という事も場合によってアリではないでしょうか。
勿論、「浮気がバレると良好な関係が傷つくから隠した」という様な利己的ものは論外です。相手のためになる事限定です。それは「嘘」の皮を被った「思いやり」だと思うんです。
それによって喧嘩が月に5回のところ1回になり、お互い気持ちよく過ごせるという事であれば、良好な関係性維持のために必要な事、と言っても良いのではないでしょうか。

ちなみに私は結婚して20年経ちますが、妻には「何も不満は無いよ、いつも頑張ってくれて有難う」と言ってます。
しかし実際は妻のイビキが大きいのに困っています。洗面所を長時間占領されるのが不満です。妻も同様、私に対して言いたい事があると思いますが言いません。
「そんな夫婦関係は嫌だ、自分はそうならないぞ！」というのが彼氏の方の持論なのかもしれませんが、彼氏の方もきっと私くらいの年齢になれば理解して頂けるのではと思っております。
以上、少しでもご参考になれば幸いです。