気になっていた同期が異動になってしまった。どんなアプローチをしたら良い？(24歳・女性）

私の勤務先はとても異動が多い職場で、やっと仲良くなれたと思ったらどちらかが異動・・・ということがよくあります。そのため異動で離ればなれという状況はよく経験してきたのですが、勤務地が変わると物理的にも心理的にも疎遠になります。特に異動したほうは異動先で新たな人間関係ができるので、どうしてもそちらを優先することになりますし、新しい環境に慣れるのに忙しく、言葉は悪いですが、「前任地の人のことは構っていられない」状況になります。

私はそういう状況を何度も経験するうちに作戦を考えました。それは、気になる人が異動したり、自分が異動することになったら、必ず異動前に飲みに誘って、「異動してからもまた飲もうね」という約束を取り付けることです。そしてその約束通り、定期的に2人だけの食事会を開くようにしました。ペースとしては3ヶ月に1回くらいです。これは、お互いの近況を報告する会のようなもので、これを続けていくと、3ヶ月に1回の定期行事のようになり、うまくいけばいつの間にか、お互いにこの食事会をやらないと落ち着かない状態になりました。
異動先は自分が実際に身を置いて仕事をする場所なので、なかなか本音を言える相手はできません。一方で前任地の人であれば、自分のことをすでによく知ってくれていたり、直接仕事では関わらないという安心感から、心を許して話が弾みます。

私は異動前に飲みに誘っていましたが、もちろんこれから誘っても遅くはありません。まずは飲みに誘い、その飲みの場で、彼の新天地での話をたくさん聞いてあげてください。彼が話してくれたら、それを共感しながら聞いて、自分が一番の理解者であることをアピールするのです。こうすることで彼はあなたとの時間を居心地よく感じるはずです。
そして、飲みが終わって帰るころに、「またこういう場を定期的に作って、お互いに溜まってるものを吐き出そう」と言うと良いでしょう。もしできれば、「じゃあ次はどこに行く？」と言って、次に行く店を決めるのがおすすめです。こうすることで次の機会が実現しやすいし、「この前約束したように、来月〇〇に行こう」という感じで、また誘いやすくなります。「次に会うときは韓国料理の店にしよう」と言って具体的な店を出すと、現実味が高まってより効果的です。

上記で紹介したのは私がアプローチするときに使ってきた作戦なのですが、逆の立場（アプローチされる側）で考えても嬉しいなと思ったので紹介させていただきました。