口下手で話上手ではないおじさんは女性的には恋愛対象外でしょうか？(40歳・男性）

相談者様は、話すことに苦手意識があることに悩んでおられます。

でも、話すことに苦手意識があっても婚活がうまくいき結婚した例を私は仕事を通して、何度もみてきました。

初対面の人と話すことが苦手だと思っている人は、「うまく話せる人がうらやましい」と感じてしまうでしょうけれど恋愛から結婚に進展する要素は、コミュニケーションが上手というだけではありません。

結婚相談所の会員様のなかには相談者様と同じように「女性と話をするのが苦手です」という人もいました。そんな時、私たちスタッフは「挨拶・笑顔・清潔感のある外見・相づち・気遣い」の5つを心掛けてください、とアドバイスしていました。

具体的には「こんにちは。初めまして。○○です。今日はお会いする時間を作っていただき、ありがとうございます」などと笑顔で挨拶ができ、身だしなみが整っている印象であれば、第一印象はクリアできます。

話すことが苦手であれば、相手の話に相づちをうちながら会話を続けていくと相手は話しやすい・相性がいい・息が合っている、と感じるといわれているのです。

これは、心理学でも「話す側は相づちをしてくれない相手に比べて、相づちをしてくれる相手を好意的に評価する」と言われていることからも裏付けされています。

相づちは、うなずくだけでなく「そうなんですね」、「なるほど」、「たしかに」、「おもしろいですね」、「それは、知りませんでした」など、その場面ごとに使い分けができればベストです。

気遣いに関しては、車道を歩く時は男性が外側を歩く。女性が重いものを持っていたら、持ってあげる。ドアの開閉は男性がして、女性を優先するなどが挙げられます。

話をすることに苦手意識があっても、コミュニケーション力が高いだけでは恋愛から結婚に進展することは難しい。

一番大切なのは、お人柄だと分かっている女性は多く「お人柄重視」が最優先で「まず、会ってから(お見合いしてから、その後も交際するかを)決めます」という女性もいるのです。

相談者様と同じようなタイプの男性でも、結婚相手をみつけて婚活を卒業できた男性は大勢いらっしゃいます。

口下手だと自覚している男性とカップルになり、成婚退会された女性の意見をまとめてお伝えすると「ずっと、私のことを大切にしてくれて、あったかい家庭が築けそうと思ったから彼に決めたんです」と教えてくれました。

ですので、相談者様も焦らず、諦めずに前に進んでいただければと思います。

最後に、相談者様は「自分の好きな話題だと相手を置いてけぼりにしてしまうほど熱量があがる」とのことですが、この点は注意してくださいね。気づいているのだから、少しずつ改善されていくと思いますよ。