マッチングアプリ男性と3回デート後、連絡の頻度が落ちるか音信不通になり付き合えない(25歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
今回のご相談ですが、マッチングアプリで3回会って交際できないのはどこに原因が？というものですね。
これ、ご当人だと本当に理由がわからず、当事者であるお相手男性に面と向かって聞く事も出来ないので何度か続くと途方に暮れてしましますよね。
お気持ちお察し致します。

実はこのケース、相談所でもよくある事なんです。よく同様のご相談を頂きます。一体、原因は何なのでしょうか？早速考えて行きましょう。

まず、今回の質問者様の「うまくいかない原因」はルックスの問題ではなく、「内面的なものである可能性が高い」と考えられます。
マッチングアプリで「初めて会う際の第1関門」とよく言われる「写真と比べて実物がどうか」という問題ですが、ここで引っかかった場合、そもそも初回のデートが最後になるので2回目、ましてや3回目までなんて行きません。
写真と実際があまりにも違ってたり、あまり可愛いと思えない女性相手では男性はその後のデート中もずっと身が入らず、何とか数時間凌いでから終わりにするので、2回目の約束をしないというワケです。
つまり、今回のご相談が仮に「マッチングアプリでマッチングするけど2回目デートに繋がらない」というタイプのものだと、それは質問者様の「外見的なもの」が原因である可能性が高い、という回答になるのです。

しかし質問者様は3回目デートまで進まれる、しかも男性側から2回目や3回目のお誘いがある・・・という事で、どちらかというとおそらく、一般論に見て優れた容姿をお持ちである可能性が高いです。きっと、実際も男性の目を引くタイプの女性なのでしょうね。
男性からすると、質問者様と初めてお顔を合わせた時「おっ、プロフィール通り可愛い！これは今日のデートが楽しみだなぁ」となり、テンションが上がるわけです。

原因が外見的なものでは無いとすれば、もう内面的なものしか無いです。
「水族館デート」なんて、本来であれば確実に半日は潰せるデートですね。質問者様も念の為、その日は丸1日、予定を確保されていたのではないでしょうか？
しかし質問者様のケースでは3時間で男性が「疲れた」「眠い」と言い出し、切り上げています。これはなかなか深刻ですね。

これ、一言で言うと乱暴ですが「お相手様との距離感の問題」では無いでしょうか。
「質問者様の反応が薄い(様に受け取られている)」、もしくはその真逆にあたる「自分が喋りすぎ」という事に思い当たるフシはありませんでしょうか？
女性はご自身で気付かれてない方が割合いらっしゃいます。
男性側から見てデート中に女性の反応が感じられない場合、暖簾に腕押しというか、3回も会ったけど全然話が続かないし、共通点は少ない上に女性は楽しそうじゃない。という事は自分に興味が無いんだろう、と判断してデートを止めてしまいます。
「そんな事無いよ！友達にもそんな事言われた事ないもん」と思われる場合、友達とマッチングアプリで会った男性はまたタイプが違います。友達は共通の何かしらが必ずあります。マッチングアプリで会った相手はほぼ共通点無しの状態から始まるので、無意識に反応が薄くなってしまいがちなんです。
ルックス面で期待値が上がっただけに落ちる落差も大きく、3回目くらいまでは期待をこめて男性も女性を誘うのですがそれ以上は気持ちが折れてしまい、続かないんです。

これを防ぐためには「多少オーバーリアクションであること」「好奇心旺盛であること」を心掛けた上で会話量コントロールに気をつけます。
例えば男性側からよくわからない趣味の話が出た場合。あくまで例ですが「休日には釣りに行きます」と男性から言われた場合、質問者様はどう返されますか？
「ふーんそうなんですね。釣りはした事無いです。私はウインドウショッピングに行っています」じゃダメです。もっと相手に興味を持ってみるんです。
「釣りですか、スゴい！私はした事ないんですが海ですか？川ですか？」「どんなお魚が釣れるんですか？」「今までどれくらいの大きさのお魚が釣れたんですか？」という様に、わからないなりに出来る質問が必ずあるので、興味を持って聞いていきます。男性に喋ってもらうんです。
1、2回目のデート中の理想の会話配分は「3割自分が話して7割相手が話す」です。人間は自分が喋っている時に気分が良い・楽しいと感じる傾向があります。だから例え釣りの事を知らなくても、ドンドン尋ねて喋ってもらえば良いんです。仮に「8割自分が喋って2割相手が話す」と相手がどっと疲れます。程よい加減が大事なんです。

「そんな事言ったって知らないものに興味は持てないよ？」と思われる場合。「知らない」という事は実はチャンスなんです。
男性は女性の「知らない」「初めて」が大好きな生き物なんです。堂々と「知らないから教えてください」と言って下さい。男性は嬉しそうに喋りだしますよ。何か返ってきたら「スゴイ」という言葉を添えて返答する。男性は「スゴイ」という言葉にも弱いんです。
この言葉を上手く使ってお相手に喋ってもらうんです。気付けば4回目のお誘いがある事でしょう。こちらからドンドン自分を出していくのはそれ以降です。

・・・と、つい力が入って長くなってしまいましたが如何でしょうか。私の申し上げたのはあくまで私が勝手に想像している部分を含んでおりますので、実際と異なる可能性も十分にありますが、少しでも何かのお役に立てば幸いです。