最寄駅を聞かれた時の答え方について(21歳・女性）

インターネットでの出会いには慎重さが必要ですから、自分の個人情報を守るために気をつけるのは重要なことです。最寄駅を聞かれるのは一見するとささいなことのように思えますが、実際には相手に自分の居住エリアをかなり特定されてしまう可能性があるため、警戒心を持つのは理にかなっています。

あなたが選んだ対応、つまり実際の最寄駅の少し前の駅を答えるというのは、非常に賢明な方法です。それによって、自分のプライバシーを守りつつ、相手に不快感を与えにくい中間的な解決策を見つけたわけですから、決して相手に対する失礼とは言えません。

まず、最初に心に留めておくべきは、自分の安全が最優先であるということです。相手に最寄駅を教える決定を下す際は、自分の快適さや安全を最優先に考えるべきです。対面で初めて会うまでは、特定の情報は控えめにすることが賢明です。

付き合うことになって、真実を打ち明ける状況が生じた場合は、その時のあなたの誠実さが試されます。その際は素直に、初めて会うことの不安や個人情報に対する危機感からそう答えたと説明しましょう。「インターネットでの出会いには少し警戒していて、最初は本当の最寄駅を教えるのが不安だったんだ」というように正直に伝えることが重要です。大抵の場合、思いやりのある対応を理解してもらえるでしょう。

最寄駅の質問に対しては、「大きなエリア名」や「都心部など自分がよく利用する駅」など、もう少し抽象的な答えでも良いかもしれません。それによって、自分の居場所を守りつつ、会話を続けることができます。

最後に、あなたの直感も大切にしてください。不快に感じるような質問には、無理に答える必要はありません。恋愛関係は信頼から始まりますので、最初から不安を感じるような関係性では、長期的に見て幸せを感じることが難しいかもしれません。

もし最寄り駅を聞かれたら、「前に最寄り駅を聞かれたことがあって正直に答えたら、ちょっとしたトラブルになったことがあって・・・」と伝えましょう。そして、「疑ったり警戒したりしてるってわけじゃないんですけど、マッチングアプリも慣れていないし、もう少し話してからでもいいですか？」と伝えるのがおすすめです。
マッチングアプリはトラブルが付き物なので、「前にトラブルがあった」と言われるとそこからは追及をしにくくなります。めったにトラブルがないものであれば、「その時はたまたまだったんでしょ」で片付けられてしまうこともあるかもしれませんが、マッチングアプリは便利な反面、実際に多くのトラブルが起きていますから、「いいじゃん、いいじゃん」で済ませられるものではありません。
男性側も、真剣であればあるほど警戒されたくないので、上記のように言われたら深くは追及してこないはずです。もし、「いいじゃん、いいじゃん。その時はたまたまだったんだよ。教えてよ」と言ってきたり、「僕のこと信用してくれてないの？」と言ってきたりする男性は、ご相談者様のことを真剣に考えていなかったり、何らかの悪意を持ってマッチングアプリを利用しているかもしれません。そういった人を見極めるためにも、「前にトラブルになったことがあったからもう少し話してからでもいいですか？」と伝えるのは効果的だと思います。
ちなみに、トラブルがあったわけではないのに「トラブルがあった」と言うことに後ろめたさを感じるかもしれませんが、「嘘も方便」です。自分の身を守るためには必要な嘘もあり、今回はそのケースにあたります。ご相談者様を大切にして、幸せにしてくれる人であれば、きっと理解してくれると思いますよ。