愛だけの結婚って出来ますか？(28歳・女性）

愛だけで結婚が成立するかどうかは、結局はその関係にある二人がどれだけお互いを理解し、未来に向けて共に歩んでいけるかにかかっています。大事なのは、相互の愛情はもちろんですが、それを支えるためのリアルな生活基盤が整っているかということです。

あなたが提起した二つの選択肢、「お金と愛情」「お金と性格」に対しては、結婚生活においてはどちらも非常に重要な要素です。一見すると、愛情だけあれば乗り越えられると思いがちですが、現実には生活費、子供の教育費用、老後の準備など、お金が必要な場面が多々あります。

ただし、それだけで愛情を軽視するということではありません。愛情が深ければ、経済的な難しさに対する乗り越え方や工夫、さらには精神的なサポートを提供できることも事実です。結局の所、愛情とお金、性格のうちどれを重視するかではなく、これらをどのようにバランスさせ、未来への不安をどれだけ共有し、協力し合って解決していけるかが問題です。

あなたの家族が猛反対している理由も深く考え、彼と一緒になることでお互いが直面するであろう現実もしっかり見据える必要があります。年収の差や年齢差は確かに挑戦ですが、それらを超える強い絆があるか、現実的な問題に対して二人で協力し合える体制が整っているかが重要になります。

結婚は愛情だけではなく、お金や性格を含むさまざまな要素が絡み合う複雑な結びつきです。だからといって、それらのいずれか一つに欠けているからといって絶対にうまくいかないというわけではありません。お互いを深く理解し、現実に対して二人で立ち向かう意志があれば、愛だけの結婚も決して不可能ではないのです。

難しい問題ですよね。

私は、結婚前は「愛が無いと結婚は無理」でした。

結婚していざ生活をしてみて、お金もある程度無いとだいぶ苦しいというか、我慢することが増えたり、話題が節約だったりお金にまつわることが増えてきて、結果的に心も荒んで愛が薄れる場合もあるんだろうな……と考えるようになりました。

ただ、今でも「金か愛、どちらで結婚相手を選ぶか」と言われれば、私は「愛」だと思います。

でも限度はありますよ？
まったく働く気のない、ヒモのような人間はちょっと苦しいと思います。
お相手が転職を視野に入れたり、副業したり、2人での生活を良くしようと知恵を絞ってくれる、協力的である人なら、大丈夫だと思います。

子供を作ることは考えているのでしょうか。
家は賃貸か購入かなど具体的に考えて、ライフプランを作ってみてはいかがでしょう。

お相手が低収入で200万とのことですので、籍を入れないでおけば非課税世帯ではないでしょうか？

籍を入れるなら収入が上である質問者様が扶養する形であらゆる控除などを使って節税したり、固定費を見直したり、安い賃貸に引越したり、抑えるだけ抑えれば、2人で600万の年収があるなら「2人での生活」は可能かと思います。

お金だけで相手を選んで、もしその相手が病気や怪我等アクシデントで無収入になったり、サポートが必要になった場合、私なら一緒にいられないと思います。

だから「愛があること」が一番だと考えますが、かといってお金の問題は「愛」だけでは乗り越えられません。

なので、質問者様のお相手の“彼は愛か金かどちらかの人間で愛が有れば乗り越えられる”発言は少し気になります。

周りに認めてもらうことも大切なので、もう少し頑張る気持ち、誠意を見せてほしいですね。

周りに借金など、迷惑をかけずに生きていける算段がつくなら、そのお相手と結婚するのが幸せなのではないかと思います。

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
今回はご相談内容が結婚事という事で、回答をさせて頂きたいと思い、宜しくお願い致します。

さて、内容を拝見いたしました。大変美しいお話であると思います・・・彼氏様は質問者様のような彼女を持って幸せですね。
きっと本当に、お二人一緒に過ごされて心地良い関係なんでしょうね。

頂いたご質問に対する回答から先に述べさせて頂くと、私の個人的な意見は以下の通りです。

・お金と愛情、どちらが大事か？・・・お金と愛情はどちらも重要。どちらか片方を取るという事は言えない
・お金と性格、結婚するならどちらを重視？・・・重視するのは「お金より性格」（ただし、あくまで最低限のお金がある事が前提）

です。
「お金が心配である」問題は交際中ならまだしも、こと「結婚」となると話は違ってきます。なかなか簡単に割り切る訳にもいきません。

例えば、子供を望まず、二人だけで「質素ながら最低限の生活ができれば良い」という場合。今のご収入でもお二人でやっていく事は可能でしょう。
現状のお二人で考えると世帯年収は「600万円程度」となり、正直、やっていける収入だと思います。
ただし大きく質問者様の収入に依存しているという懸念点があり、更に何か急な出費があった場合、一気にリズムが狂い、爪に火を灯す様な生活になる可能性があります。
それがこの先ずっと続くんです。本当に大丈夫でしょうか？

また、せっかく結婚するならば「やはり子供は欲しい」「都心部とは言わずともある程度便利なところに住みたい」「車が欲しい」「年に1回は旅行に行きたい」という様な色んな要求が出てくる可能性があるかと思います。
この場合、なかなか現状のご収入では金銭的に苦労しますので、一気に夫婦関係にまでほつれが広がる可能性があります。
人間の気持ち・考え方は時と場合によって180度変わる事も珍しくありません。仮に今は「子供なんていらないよ」と思っていたとしても、5年後、10年後も変わらずそう思えるでしょうか。子供が出来ると質問者様の収入は一時的であってもゼロになります。

健康も保証されているわけではありません。変な話、不要だと思っていた車が足代わりとして必要になる、という可能性はこの先ゼロでしょうか。
人生はまだまだ長いです。お金があっても幸せになるとは限りませんが、お金で解決できたり選択肢が広がる事は非常に多いです。

「夫婦が離婚する理由」は様々なんですが、実はこの「お金まわりの問題」はその中でもトップクラスに危険度が高いんです。
離婚理由としてよく言われるのは「価値観や性格の相違」なんですが、この場合の「価値観」って実はお金の問題である事が多いんです。
「どちらかが浪費家」「稼ぎが少ない」「生活費を入れてくれない」「お金のかけどころが違う」など、いくら仲の良い夫婦でもお金の事でケンカする事はよくあります。
私も結婚して20年で妻とは仲良くやっていると思いますが、お金の話だけは正直、イヤです。お金の話を通してお互いの嫌な面が見えてしまうというか。沢山あれば全く問題ないんですけどね。
質問者様のご家族様は、おそらく実際にその様なご経験もされており、お金が無い事の難しさ、苦しさを十分にご理解されているので、苦労をしてほしくないと思っていらっしゃるのでしょう。

こちらでご質問される前に色々と既にお考えになっていると思われますが、敢えて私から質問者様に質問させて頂くとすれば「彼の収入を増やす事」は難しいでしょうか。
せめて質問者様と同じくらいの収入になると全然話は変わってきます。
「あなたの事が好きなので一緒になりたい」という気持ちを伝え、その為には現実問題として最低限の生活費が必要。
この先、末永く二人で暮らしていくために一緒に頑張ろうよ、という形で一度腹を割って話をされてみては如何でしょうか。

もし何らかの理由があって彼の収入を増やす事が出来ないという場合。
大変申し上げにくいのですが、私も質問者様のご家族様と同じ意見だと思います。やはり、冒頭に述べた様に「お金」と「愛」は両方必要で、どちらかが欠けると関係を長期に渡って維持できなくなりますので・・・
以上、少しでもご参考になれば幸いです。