初対面で沈黙になった時どうしたら良いですか？(27歳・男性）

初対面だと、緊張して何を話して良いかわからなくなり、沈黙していまいますよね。私も何度も経験があり、困ったことがあります。なんとかしようと、そういう場面になった時の自分と相手の心理状態について考え、1つの結論に達しました。

初対面で会話が続かないときの心理状態は、お互いを「敵」とみなしてしまっています。もちろん、デートで、「敵」、「味方」の区別はないのですが、初対面ゆえに、相手の得体が知れず、「どう攻略したら良いか」とか、「緊張しているのは自分だけ」という考えでいっぱいになり、極端な言い方ですが、まるで「敵」と接しているような心理状態になってしまうのです。
そのため、「私はあなたの敵ではなく、味方ですよ」というのを伝えてあげると、雰囲気がやわらぎます。具体的には、共感を示すことが、味方だとアピールするのに最も効果的です。今回の場合だと、お互いに緊張しているので、「すごく緊張しますね。何を話したらいいか、困りますよね（笑）」と、伝えると良いでしょう。そうすることで相手は、「緊張しているのは私だけじゃなかったんだ」と感じることができ、安心します。

さて、具体的にどのような会話をしたら良いかということですが、私の場合、初対面の時は改めて自己紹介をしています。
マッチングアプリだとメッセージのやり取りですでに自己紹介を済ませていたり、相手のプロフィールを大体把握している状態だったりするのですが、あえてお互いの口から改めて自己紹介することが大切だと考えています。人は、文字だけのやり取りよりも、やはり対面でやり取りしたほうが相手に信頼感を抱きやすいので、改めて自分の口で伝えることはとても意味があるのです。「もうアプリで伝えていることではあるのですが、改めて…」と前置きして、出身地、職業、趣味、好きなことなど、話をしましょう。

お互いの自己紹介で、共通点や自分の知っていることなどがあれば、その部分に触れたり、質問するといいです。
例えば、相手の出身地が京都だとしたら、「修学旅行で行ったことがあります！清水寺に行きました！」とか、テニスが趣味だとしたら、「錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍、すごいですよね。テレビで中継してたら、やっぱり見るんですか？」とか、そういう話をすると雰囲気もやわらぎ会話がはずみます。

初対面の時はいろいろ詰め込まず、自己紹介から話を広げる程度で、それ以上は欲張らなくてもOKです。初回からお互いの情報を出しすぎると、次のデートの時に話すことがなくなって困るということもあり得ますから、会話が盛り上がりすぎて全部話してしまうのもいいことばかりではありません。
初対面はアイスブレイク（お互いの気持ちを溶かす）程度で良いと、そういう気持ちで臨み、あえて話しきれなかった部分を残して、「続きはまた次にしましょう」と、次のデートに繋げるのもテクニックの1つですよ。