食事デートの時にソファ席の隣に座ってきて狼狽した。どうすれば良かった？(27歳・女性）

まず、彼がどうして隣に座ってきたのかを考えてみましょう。可能性は2つあると思います。

1つ目は、彼はすでにあなたと十分、打ち解けたと感じていて、隣に座っても問題ないと考えているということです。心の距離が近いので、物理的にも近くに座って問題ないと考えたのかもしれません。
2つ目の可能性は、向かい合って話すよりも隣同士で話したほうが打ち解けやすくなるという心理的効果を狙ったのではないかというものです。向かい合って座ると相手に警戒心を抱きやすく、一方で、隣同士だと緊張感がやわらぎ、心を開いて話しやすくなるというのは心理学で有名です。恋愛マニュアルの本にもよく書いてあります。彼がこれを知っていて、あえて隣に座ったのかもしれません。私も仕事や恋愛でよくこの方法を活用しています。ただし、あなたと彼はまだ2回目のデートなので、いくら心理学の効果を狙いたかったとしても、隣に座るのは早すぎです。十分に打ち解けたというのも彼の主観であって、大切なのは相手であるあなたがどう思っているかが大事です。あなたが戸惑いを覚えている以上、隣に座るのはまだ早いということですので、彼の選択は間違っていると言えます。

さて、対策です。まずは事前にできるものからご紹介します。
1つ目は、まず彼に先に座ってもらうことです。先に座ってもらえば彼の位置が決まるので、あなたはその向かいに座ればいいです。
2つ目は、自分の隣のスペース（彼が座ってくるかもしれないスペース）にバッグや上着を置いて、座れない状態にすることです。
ここまですればさすがに、隣に座ってこようとはしないはずです（少なくとも私は座りません）。

事前の対策としてはこれくらいですが、万が一、問答無用に座ってこようとした時には、あなたから、「向かい合って話したい」と伝えましょう。
もう少し詳しく言うと、「隣同士だとドキドキしてしまってうまく話せなくなっちゃうので、向かい合って話したいです。そのほうが顔もよく見えるし、話しやすいし、仲良くなれる気がして、私はいつもそうしているんです」という伝え方がおすすめです。
「隣同士だとドキドキしてしまう」と言われると、自分のことを男性として考えてくれていることがわかり、悪い気はしません。また、向かい合って話すメリットを伝えることで、正面に座っても問題なく話ができることを伝えています。最後に、「いつもそうしている」と言うことで、隣同士は自分にとってイレギュラーなものであり、それでは普段の自分が出せない、正面に座ってこそいつも通りの自分でいられる、ということも伝えています。

もし私がこのように言われたら、「なるほど。じゃあ正面に座ろうかな」と思い、隣に座るのはあきらめます。次回、このような場面に出くわしたらぜひ上記のように伝えてみてください。効果があると思いますよ。