未練と新しい気持ちの狭間で自分の気持ちを整理したい(21歳・女性）

ご相談者様が感じる「彼を好きでいることへの執着」や「新しい恋への罪悪感」は、私にも覚えがあります。
私のその時の経験がお役に立てば幸いです。

まず、相談者様はかなりご自身の気持ちに気付かれています。
「好きなのは彼なのか、一途でいられる自分自身なのか」ということですが、そこまで気持ちが言葉になっているのは、凄いことなんです。

私は元彼と別れた時、彼を好きな気持ち以上に「彼を好きだと言いながら、他の人を探すことは薄情なんじゃないか」「彼を忘れることは、これまで彼を好きだった気持ちへの裏切りになる気がする」といった思いがありました。
新しい出会いを探すにしても「もし彼より素敵な人がいたらどうしよう」なんて考えてしまい、前に踏み出すことができずにいました。
そこまで分かっていながら、その自分の気持ちを受け入れること、認めることがとても難しかったです。
相談者様はとても一途で、誠実な人だと感じました。
だからこそ、フラフラしていると思ってしまうのでしょう。
今、相談者様はこの「気付きを受け入れる」一歩手前にいて、足踏みをしている状態です。
決してフラフラしているのではなく、もう少しで踏み出せる、いい線まで来ている！と、私は思います。

未練と向き合い、次に進むために私がやったことを参考にお伝えします。
彼への未練としっかり向き合うため、彼への思い、悲しかったこと、感謝していることなど、とにかく心の中にある感情をすべて紙に書き出しました。
これは誰かに見せるためではなく、自分自身の感情を客観的に見つめて整理するためのもので、彼への「送らない手紙」のようなものでした。
相談者様におかれましても、感情を整理するためにこのようなことを書き出してみてはいかがでしょうか。
・彼の好きだったところ
・彼と過ごした思い出
・両思いだったことへの未練
そして、その感情をすべて受け止めてあげてください。
一見、その頃の気持ちに引っ張られて後退してしまいそうな気がしますが、それでいいんです。
最後だと思って、どっぷりその頃の感情にひたりましょう。
その感情を感じからことが、過去を卒業して前に進むための大切なプロセスなのです。

最後に、相談者様が前を向こうと行動され、好きになれそうな人に出会えたこと、心から良かった！と思います。
両思いだった彼と過ごした日々は、思い出としてずっと覚えておいて大丈夫です。
夢に出てきたりするのは未練ではなく、大切な「記憶」だからです。
気持ちが落ち着いたら、もう一度恋ができる喜びにも焦点をあてて、「次の幸せを探してもいいんだ」とご自身に許可を出してあげてください。
今回の経験は、相談者様をさらに魅力的にしてくれるはずです！
頑張ってくださいね。応援したいます。