合コンで無言にならない方法を教えてください。(25歳・男性）

心理カウンセラーの資格を持っています。
恋愛をさておいても、相手と会話を続けるコミュニケーション能力って大事ですよね。

会話が苦手な中で、無言を回避するためには、相手に気持ちよく喋ってもらうよう努めることに尽きます。

そこで今日から実践できる手法を2つご紹介しますね。

①「ラポール」を実践すること
②「クローズドクエッション」と「オープンクエッション」を抑えて、バランスよく質問を投げかけていくこと

これは心理カウンセリングや、採用面接などでも一般的に活用されているトーク技法です。
簡単に説明しますね！


▼ラポールとは？
ー相手の発した言葉を繰り返すことを意味します。特に感情(嬉しかった、悲しかった…)を表す言葉や、相手が繰り返し発するフレーズを繰り返すことで、「聴いている感」「興味がある感」を演出できます。

例
相手「すっごく腹がたったんですよ」
自分「それは腹が立ちますね」
相手「ほんとですよ！〇〇…」


▼クローズドクエッションとは？
ーYES／NOで答えられる質問のことです。
簡単に答えることができる反面、一方的で会話が広がりにくいデメリットがあります。

例
自分「あの店へいったことありますか？」
相手「はい。あります」


▼オープンクエッションとは？
ーYES／NOでは答えきれない質問のことです。
5W1Hのように、いつ・どこで・誰が・何を・どのようにという質問方法です。
答えにくい反面、会話が広げやすいメリットがあります。

例
自分「そうなんですね！あの店はどんな雰囲気だったんですか？」
相手「賑やかで楽しかったですよ」


▼ラポールとオープン／クローズドクエッション、どう使い分けたらいい？
ーまずはクローズドクエッションで会話のネタを探り、そこからはオープンクエッションで会話を広げましょう。
そして質問攻めとらならいよう、積極的にラポールを挟みましょう！


人は(特に女性は)、興味を持ってくれていると感じると嬉しくなって饒舌になります。
ですので、ラポールすると大体は自然と相手が会話を続けてくれます。
もし会話が止まりそうになれば、できればオープンクエッションを、会話が一旦収束すれば、またクローズドクエッションで会話のつっかかりを探しましょう。


▼実践編
自分「あの店に行ったことはありますか？(クローズドクエッション)」
相手「はい」
自分「どんな雰囲気だったんですか？(オープンクエッション)」
相手「うーん、賑やかで楽しかったですね」


例：相手が喋ってくれる場合
ラポールのみ
自分「うわぁいいなぁ、楽しかったんですね！」
相手「はい、〇〇で〜…」


例：相手があまり喋ってくれない場合
ラポール×オープンクエッション

自分「楽しかったんですね！」
相手「ですね。」
自分「興味あるなあ。どれくらい滞在したんですか？」


例：相手が全くこの話題に乗り気でない場合
ラポール×クローズドクエッション
自分「楽しかったんですね！」
相手「・・・(反応悪い)」
自分「そういえば…(話題の切り替え)」



※「ラポール」「オープン／クローズドクエッション」でググれば、詳しい説明を簡単に読むことができますから、興味があれば是非お調べになってください。

無理にご自分で話す必要はありません。
聞き上手になれば、恋愛だけでなきお仕事でもなんでも、楽ですよ〜。
応援しています！