合コンでの効果的な相槌や間の取り方を教えてください。(40歳・男性）

自分の話を1割程度とし、あとの9割は相手の話を聞くようにしましょう。と言っても大事なのはこの１割程度の自分の話。自分の話を、会話を始めるきっかけにします。
弾みやすい話は、共通点や、誰もが経験したことのある“あるある”です。まずは共通点を見つけてみましょう。血液型でも星座でも、出身地でもいいです。人間は同じくくりに属すると親近感がわきます。私は職場恋愛で結婚しましたが、同じ職場で働いているというのも共通点の１つですから、会話が盛り上がるきっかけとなり役立ちました。
どんな人も共通点ってあるんですよ。例えば出身地が、自分は福岡、お相手が大阪だとしますよね。一見全然違うように見えますが、西日本というくくりでは同じです。こじつけに聞こえるかもしれませんが、「あ、同じ西日本ですね」なんて言うと、ユーモアもあってちょっとした笑いになります。仮に、自分が北海道、相手が沖縄だとしても、「あ、同じ日本ですね」というくくりにできますし、自分が日本、相手がブラジルだとしても、「あ、地球ですね」というくくりにできます。そもそも我々は同じ人間という最大の共通点を持っているのですから、多くのことが共通していて当然なのです。いろいろなことを質問して、楽しく共通点を探してみましょう。
“あるある”も効果的です。特に使えるのは小学校あるある。「先生が怒って職員室に帰ることあったよね」とか、「休み時間にワイワイしてた教室が急に一瞬だけ静かになって、『一瞬静かになった！』ってみんなで笑ったよね」とかそんなことでいいです。「あ～わかる～」という言葉が引き出せたらばっちりです。経験したあるあるを言っているだけなのに、なんか面白エピソードを話しているように思われる効果もあります。自分のエピソードをきっかけに、あとは、「〇〇さんもそんなことなかった？」と質問すれば、お相手は話しやすくなるでしょう。
最後に、相槌や間の取り方です。相槌はうなづくだけでもいいし、「うんうん」と声に出してもいいです。ところどころで、「あ、それわかるなぁ」とか、「ある、ある」と言ってみるのも効果的です。お伝えしたように、共通点は親近感がわくポイントですから、相槌でさりげなくアピールするのです。
そして間の取り方です。何も話さない間の時間って実はすごく大事なんですよね。意識するのは、「。」です。小学生のころ国語の時間で、文章の終わりの「。」は２秒の間を取りましょうと教わりませんでしたか？　これを活用するのです。ずーっと間がなくて止めどなく話してしまうと自分も相手も疲れてしまいます。でもこの「。」の２秒を意識すると、ちょうどいい間になって、たった２秒ですが、会話の休憩時間になります。ぜひ試してみてください。