良い企業に勤めている男性なのに初デートが割り勘だった。脈なしってこと？(23歳・女性）

今回のポイントは、食事の初めから、「割り勘にしよう」と言われたことだと思います。
初めにこう言ったということは、割り勘にするというのを最初から（デートの前から）決めていたということです。あなたに問題があるから割り勘にしたのであれば、普通は最初ではなく、途中や最後に申し出るはずですから、彼には何らかの信念や思いがあって、割り勘を提案したのです。

彼の信念や思いがどのようなものなのか、正確なところはわかりませんが、私が最初から割り勘だと決めているケースをご紹介すると、1つは、女性に気を使わせたくない場合です。
相手の女性がとても気を使うタイプの女性だった場合には、あえて割り勘を申し出て、相手の心理的負担が少ないように配慮します。以前の私は、どんな時も男性が奢るのが当然という考え方だったのですが、最近は必ずしもそれが正解ではなく、ケースバイケースだと学んだので、そのようにしています。
もう1つ、「割り勘を提案した時の相手の反応を見てみたい」というのもあります。
割り勘を提案した時に戸惑った様子を見せるのか、それとも、「もちろんです」というように、女性の自分も負担するのが当然という態度をするのかどうかを見極めるのです。

あなたが少しでも相手に好印象を与えようと思うのであれば、割り勘を提案されたときに、「もちろん！」というスタンスで返事をするようにしましょう。男性だけに負担を強いるのではなく、女性の自分も負担して当然という態度の女性は、男性からは好印象です。

彼が良い企業に勤めているため、割り勘にされたのが意外だったというあなたの気持ちはとてもよくわかりますが、推測するに、あなたは割り勘を提案され、意外に思ったその気持ちが、ほんの一瞬態度に出て、それが彼に伝わってしまったのではないでしょうか。
少なくとも、間髪入れず、「もちろんです！」とは言わなかったはずです。

彼からの連絡が遅くなった理由に、今回の割り勘が関係しているかどうか、確かなことはわかりませんが、あなたにできることがあったとすれば、割り勘の提案があったときに、気持ちよく受け入れることだったのではないでしょうか。男性は意外にそのような細かいところも見ているもので、それこそ良い企業に勤めるような彼だからこそ、きっちり観察して見極めようとするタイプかもしれません。
こういったことも1つ1つ経験で、最初から完璧な対応ができる人なんていませんから、今回のことは気にしすぎることなく、ぜひ次に生かしていただけたらと思います。