忙しい彼女に好かれている自信がありません。どうすれば良いでしょうか。(23歳・男性）

ご相談ありがとうございます、恋愛婚活コンサルタントのコダックです。

声優養成所で出会い、12月から付き合い始めた彼女が、週5のバイトと養成所、それからダンスの習い事もしていてほぼ毎日忙しく、まともなデートの時間がなかなか取れない。
さらにLINEも1日以上返ってこない事が多く、ようやく会えたときにキスしようとしたら「心の準備が出来ていない」と断られてしまった。
彼女は初めて本気で好きになった相手がいないまま付き合った経験があるなど、恋愛経験がほぼゼロに近い。
そうなるとどうしても「自分のことを本当に好きなのか、単に断れないだけなのか」と不安になってしまいますよね。
忙しすぎる彼女のスケジュールを見る限り、月に1回しか数時間会えないなら「距離が縮まらないまま終わってしまうかも」と焦る気持ちが出てくるのも自然です。
ただ、今のところ彼女はハグや手を繋ぐこと自体には抵抗を示していないわけですから、「あなたがまったく興味のない相手」という可能性は低いと思います。

問題は、彼女がもともと男女をあまり区別していないタイプだということ。
ハグや手繋ぎも、彼女にとってはある意味そこまで特別な行為ではないかもしれない。
一方で、あなたからすれば「ハグや手を繋ぐのは恋人ならではの行為」だと感じる分、「同じように、キスだって普通にできるようになるのかな」と期待してしまいますよね。
だけど彼女は「キスはちょっと待って」と断った。
これがあなたの心に「彼女にとって俺はまだそのレベルじゃないのかも…」と不安を芽生えさせている。

実際、彼女はこれまで恋愛にほとんど興味を持てずに過ごしてきたみたいだし、舞台や養成所、ダンスなどを優先する生活を送っていると、いわゆる“恋愛脳”になる機会が少なかったんでしょうね。
だから「ドキドキはするけれど、どうすればいいのか分からない」まま、あなたとの関係をゆっくり進めているのではないでしょうか。
彼女が今までにほとんど“恋愛の階段を一歩ずつ上がる”という経験をしてこなかったとすると、キスという行為が非常に大きなハードルに感じられている可能性は十分あります。
ハグや手繋ぎは誰とでもできるというのは、もしかしたら彼女がダンスを通じてボディタッチへの抵抗がないだけかもしれませんし、「男女問わず仲のいい人にハグする」という文化がある環境で育ったのかもしれない。

あなたが不安に思うのは「実は僕のことを“ただの好意的な仲間”くらいにしか見てないんじゃないか」という点ですよね。
加えて彼女の生活が忙しすぎるせいで、連絡や会える回数が限られるから、相手の気持ちがさらに読みづらいという悪循環が起きている。

じゃあどうやって自信を持つか。
一つには「彼女がその忙しいスケジュールの中、月1とはいえあなたと会う時間を作っている」という事実をもっとポジティブに捉えてみてください。
本当に興味のない相手なら、わざわざカフェに行く時間すら面倒で断る可能性が高いです。
また、LINEの返信が遅いのはあなたに対してだけじゃなく、そもそも彼女が日常的にスマホを触る時間が少ないという事情もあるわけです。
そういう人なら、誰が相手でも頻繁に返信をしない可能性がありますよね。

もう一つは、あなた自身が焦りを捨てること。
彼女がキスを断ったのは「心の準備ができていないから」であって、「あなたが嫌いだから」ではない。
恋愛経験が少ないうえに、四六時中忙しい彼女が本当にリラックスして「この人ともっと深い関係になりたい」と思えるまでには、時間が必要だと思います。
もしあなたが「普通は3回デートしたらキスくらいできるよな」という常識に囚われると、彼女のペースを無視してしまうことになるんです。

さらに、あなたが「自分の気持ちを確かめたいから」という理由でキスを急ぐと、彼女のほうは「こんなに忙しいのに、私のタイミングを尊重してくれない」とか、「やっぱり私はこのペースについていけない…」とネガティブにとらえてしまう可能性もある。
そこは「ゆっくり彼女を待つ」というスタンスを見せることで、逆に“安心感”を与えられれば、彼女もあなたに対する信頼が強まっていくかもしれません。

もちろん、あなたにだって限界があるので、一方的に我慢するのは大変ですが、現状は彼女を急かしても状況が好転する可能性は低いと思います。
むしろ、ゆっくりペースでも一緒にいられる姿勢を見せつつ、「俺はこういうふうに君と関係を深めていきたいけど、君の気持ちの準備ができるまで待つから安心してね」と伝えるほうがいいかもしれません。
すると彼女も「自分の特別な気持ちを尊重してくれるんだ」と感じ、少しずつ心を開いてくれるはずです。

それでも「いや、やっぱりバイトや養成所やダンスを優先して、実はあなたのことはそんなに好きじゃないんじゃないか」という不安が消えないなら、もう少し踏み込んで会話をしてみるのも手です。
例えば「今すごく忙しいのは分かるけど、その中でも会ってくれるのはどういう気持ちなの？」とか「俺はもっと一緒にいたいと思うんだけど、ダンスや養成所のほうが大事だよね？
それでも時間を作ってくれるのは嬉しい」と前向きな言い方で聞いてみる。
彼女が「ううん、好きだから時間作ってるんだよ」と答えてくれれば、あなたも安心できるし、もし曖昧なら「あ、まだ恋愛より夢が大事なんだな」と把握する材料になるかもしれません。

また、彼女の夢を応援する姿勢をアピールするのも大事です。
「声優が夢なんだよね。
どんなところが好きなの？」とか、「ダンスもすごいよね。
大会とかステージとか頑張ってるんだね」と興味を持ってあげる。
それによって「私が一番大切にしている世界に理解を示してくれる彼氏なんだ」という安心感を彼女が持てば、より親密になれる可能性が高まります。
この余裕や理解を見せられる男性は、恋愛でも信頼を得やすいと思いますよ。

まとめると、あなたが彼女に好かれているかどうか自信を失っている原因は「忙しさ」「LINEの遅さ」「キスを断られたこと」など、表面的には一見脈が薄いように見える要素が重なっているからだと思います。
でも実際は「月1とはいえ会ってくれる」「ハグや手繋ぎはしてくれる」など、好意のサインもちゃんとあるわけです。
だからこそ焦らず、彼女のペースや状況を尊重してあげることで、少しずつ安心感を持ってもらい、彼女が「本当にこの人が好きだな」と思えるようになれば、自然にキスやさらに深い関係に進んでいくはず。
簡単ではないかもしれませんが、そこを“長い目で見て支える”という姿勢があなたの自信に繋がると思います。
なぜなら「自分は彼女が忙しくても、彼女を支えたいと思っている。
そして実際に行動できている」という事実が、自分に対する肯定感を育んでくれるからです。
彼女があなたを大切に想っているなら、いずれその感謝や信頼で応えてくれるはずですよ。

応援しています。