美容師がお客さんにアプローチする方法(28歳・男性）

美容師としての職業倫理や立場を尊重しつつ、お客様に興味を示す方法は確かに慎重に選ぶ必要がありますね。ここでは、自然で健全な形で興味を伝える方法をご紹介します。

まず、会話中に共通の興味や趣味があるかどうかを探ることから始めましょう。カットやカラーの途中で、お客様の趣味や最近の出来事について軽く質問することで、自然と会話が広がります。例えば、「最近はどんな休日を過ごされていますか？」や「よく行くカフェがあったら教えてくださいね」など、興味を持っていることをさりげなく伝えることがポイントです。

次に、細かな親切を見せることも有効です。たとえば、次回の予約を提案する際に、「今回お話ししたカフェ、次回行ってみたらどうでしょう？」と提案するなど、お客様が快適に過ごせるようなサービスを心がけましょう。

更に、店外での出会いを演出することも、自然なアプローチ方法の一つです。例えば、美容室が主催するイベントやワークショップに誘うことで、プライベートな空間ではない第三の場所で会話ができます。この時、直接的なアプローチではなく、「他のお客様も来られますので、良かったらいかがですか？」と誘うことが肝心です。

最後に、感謝の気持ちを手紙やメッセージで伝えることも、適切な距離感で興味を示す方法です。例えば、「今日は楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。またお話ができるのを楽しみにしています」といった内容で、プロフェッショナルな範囲内で感謝の意を示すことができるでしょう。

どの方法を取るにしても、お客様の反応を見ながら、適切な距離感を保つことが大切です。あくまでもプロフェッショナルな関係性を維持しつつ、自然な形でご自分の興呞を伝えてください。

ご質問内容を拝見させていただき、一女性としての意見にはなりますが回答させていただきます。
過去に、通っていた美容室の担当の方からごはんに誘っていただいたことがあります。
個室の美容室で、他のお客様に話の内容など聞こえないようなプライベートな美容室で、数年担当いただいていた方だったので、お互いに過去～最近の恋愛の話をよくしていましたし、状況を知っていたので声をかけてもらえたのかなとも思っています。

突然恋愛の話をされても驚かれてしまうと思いますし、美容室では会話をするよりもリラックスした時間を過ごしたいという方も多いので、お相手様のタイプに合わせたアプローチが必要なのかなと思いました。
私が過去に声をかけてもらった美容師さんは、最近の休みの日の過ごし方や趣味の話から恋愛の話にうまいこと広げてくれて、そこから恋愛の話をちょこちょこするようになりました。
恋愛の話をするようになると、こちらとしても距離が近しい雰囲気を感じられるようになっていき、恋愛で上手くいかなかったことを話したタイミングで「僕はめっちゃあなたのことタイプですよ～」とさりげなく言われるようになりました。
何度かそういうやり取りをしたのちに、サラっとごはんに誘っていただきました。

あくまで最初はこちらはただの”客”の気持ちでいっていたので、そこから楽しくなんでも話ができる関係に持っていってくれたのがよかったのかなと思います。
会話の端々にちょこっと距離が近くなれるようなアプローチをされると、ハードルが低くなるのかなと思います。
いずれにせよ、お相手様のタイプによるところが大きいと思うので、そちらを踏まえたうえでのアプローチがよろしいかと思います。

何か参考になりましたら幸いです。

私はどのような職業でも、仕事中にお客さんにアプローチするのはおすすめしていません。しかし「アプローチされる」なら話は別で、自分が選ぶ立場になれば問題ないと思っています。そこでご相談者様も、お客さんのほうからアプローチしてもらえる状況、つまりお客さんに惚れてもらえる状況を作るのが良いと思います。

とは言え、あからさまにアプローチをしてしまうと、お客さんの立場からすると営業トークだと思い、不信感に繋がることもあります。そのためさりげないものがおすすめです。私は一番良いと思うのは、会話の中に、「好き」とか「楽しい」とか、そういった言葉をたくさん混ぜることです。例えば、「こういうヘアスタイルって好きですか？」と聞いてみたり、「僕、こういうの好きなんですよね」と言ってみたりします。好きという言葉が会話の中に入ると、自分でも気付かぬうちに相手に対して前向きな印象を持つようになります。できれば相手からも「好き」というワードを引き出せると最高で、「私とこの人は『好き』と言い合う関係」だと脳が認識し、好意に繋がりやすくなります。「楽しい」という言葉も同様で、会話の中にさりげなく入れると、「自分は今、楽しく話をしている」とか、「この人と私は楽しい関係」だと脳が認識し、前向きな印象を持たせることができます。これをずっと続けていればお客さんはご相談者様との時間を楽しいと感じて、美容室に来るのが楽しみになることでしょう。ちなみに私はこの「ポジティブワード作戦」を実行し、何度も恋愛を成就させてきました。今では女性が前向きな気持ちになってくれた瞬間が手にとるようにわかるほどです。

私がおすすめしたいのは、連絡先を聞いたり積極的にデートに誘ったりということではなく、上記の1点のみです。先述しましたように、髪を切ってもらっている間に美容師さんからアプローチを受けると営業トークだと見なされ、敬遠される恐れがあります。そのため、物足りなく映るかもしれませんが、上記の方法を繰り返し、相手に好意を持ってもらえるのを待ちましょう。

余談ですが、私の妻は美容師さんと話すのがすごく苦手で、髪を切っている間にいろいろと話しかけられるのが嫌で嫌で仕方がないそうです。こういうお客さんも一定数いると思います。もし今回のお相手がこういうタイプであれば、残念ですが諦めたほうが賢明です。下手にアプローチしてしまうとお客さんを失ってしまったりお店の悪い評判にも繋がってしまうからです。今回のお相手がそういうタイプではないか、というのを見極めてから上記の作戦を実行するのをおすすめします。