別れた後の男性の心理はどうなのでしょうか？(22歳・女性）

振られた側と振った側では引きずり方も、未練の残り方も違います。振られたほうがショックが大きく、長く引きずり未練も強く残ります。

私は数多くの恋愛をしてきましたので、振られた側も振った側も何度も経験しました。その時の気持ちを思い返すと、振られた時のショック、悲しさ、辛さというのは言葉では表現できないほど大きなものがありました。一方で、振ったときは、ショックというよりも「申し訳なさ」のほうが勝ります。「幸せにできなくて申し訳ない。俺のことは忘れ、早くいい人を見つけて幸せになってほしい」と、こんな気持ちです。

このように当時の気持ちを思い出しながら今回のご質問を読ませていただいたのですが、私にはどうしても引っかかることがありました。それは、ご相談者様の彼も過去に相当辛いお別れを経験したというのに、ご相談者様への別れの切り出し方があまりに軽率すぎるということです。「別れたいとは思ってない」と言いつつ、ご相談者様が「別れたくない」と言うと「別れよう」と切り出してきた様子からも、「行き当たりばったりな感じ」が否めませんし、なにより別れたい理由について、「1年後に教えるよ」と冗談めかして言うのも軽率すぎます。ご相談者様の大切な彼なので悪く言うことは本当はしたくないのですが、私は憤りを覚えました。振られる辛さを知っていながら、どうしてこんな軽口が叩けるのかと、振られた辛さを知る者として、私は腹が立ったのです。

「彼が引きずってくれることはないのか」とのことですが、残念ながら私は引きずってくれることはないと思います。理由は先述しましたように、振られる辛さを知っている身でありながら、ご相談者様への別れの切り出し方に誠意が感じられないからです。仮に引きずってくれて復縁したとしても、ご相談者様の疑心暗鬼はその後も続き、彼を心から信頼してお付き合いすることができないのではないかと思います。

最後になりますが、別れたあとの男性の心理としては、振られた時のほうが引きずり、未練も大きいです。振った時は、「幸せにできず申し訳ない。どうか幸せになってほしい」と願う気持ちが本来はあるはずです。しかし、今回の彼からはその願う気持ちが感じられないため、私はご相談者様には次の恋に進んでいただきたいですし、そのほうが幸せになれると思います。