好きな人に手が綺麗と言われたけど脈アリなのか？(18歳・男性）

自己紹介というのは本来、「覚えてもらうためにするもの（覚えるためにしてもらうもの）」ですので、違う学科の人だとしても、自己紹介をされた限りは、覚えているのが普通と言えば普通です。しかし、私もそうなのですが、人前で自己紹介をするような場面では、自分の自己紹介でいっぱいいっぱいで、人が言ったことは案外覚えていないケースがほとんどですから、ご相談者様の「陸上部」という情報を覚えていてくれたというのは、前向きにとらえて良いと思います。
ご相談者様は手がきれいとのことですので、もちろんこれも好印象に繋がっているはずです。「陸上部だった人」というのは世の中に何万人もいますが、「手がきれいな元陸上部」となれば限られてきますし、この2つが結びついて印象に残る人もそうそういないでしょうから、そういう意味ではご相談者様は彼女にとって“唯一無二の存在”と言うことができます。

現段階で脈ありかどうかと言うと、これだけでは脈ありとまでは言い切れません。しかし、先述しましたように、自己紹介をしても印象に残らない人がほとんどの中で、ご相談者様は「手がきれいな元陸上部」というインパクトを彼女に与えたわけですから、周りよりも一歩リードしているのは間違いないでしょう。

最後に、私の経験を踏まえて1つ注意事項をお伝えしたいです。体のあるパーツをきれいだと褒められると、「心もきれい」だと思われることがあり、勝手に期待値を上げられてしまうことがあります。体のパーツを褒められるのはもちろん良いことではあるのですが、裏を返せば、「心の欠点」を見抜かれた時に、がっかりされやすいというデメリットがあるのです。私の場合は気になる女性から、「顔の肌が白くてすごくきれい」と褒められたことがあって意気揚々としていたのですが、のちのち親しくなると、「顔の肌はきれいだけど性格は腹黒で心は汚れてるね」と言われたことがあり、悲しい思いをしました。決してご相談者様が同じようになると申し上げているわけでありませんが、手がきれいだと言われた以上、それに見合う「心のきれいさや清廉性」も身に付ける必要があり、手がきれいだと言われたのを励みに自分磨きをすることができれば、さらなる好印象に繋げられると思います。