彼氏の体調を心配できず、冷められてしまったかもしれない。(22歳・女性）

いきなりお話が逸れてしまい恐縮ですが、世の中には、「寝てない自慢」をする人がいます。「寝てないわ～」とか「睡眠足りてないわ～」というように、睡眠不足をまるで自慢のように語る人、ご相談者様の近くにもいませんか？　お恥ずかしながら私もこの「寝てない自慢」をついついしてしまうのですが、こういう人は、「睡眠不足で本調子じゃないから、俺に期待しないでね」とか、「寝てないから失敗しても仕方ないよね」というように、睡眠不足を言い訳にして予防線を張っておきたくて、そのために寝てない自慢しているのです。
ご相談者様の彼の体調不良も、この寝てない自慢をする人の心理に似ていると思いました。確かに彼は体調不良なのかもしれませんが、体調不良を大義名分にして、「だから俺に期待しないでね」とか、「だから心配してね（気に掛けてね）」とご相談者様にアピールしているのではないでしょうか。しかし、ご相談者様がそれに乗ってくれず、心配するよりも呆れた様子なので、彼は余計に「もっと気に掛けてよ！（もっと構ってよ！）」という気持ちを強くして、機嫌を悪くしたりスタンプのみの返信をしたりしてアピールしているのです。こういったことから私は、ご相談者様は彼に呆れられるどころかむしろ、「もっと俺のことを気に掛けてよ」と思われているのが現状だと思います。放っておいたらきっと彼のほうからまた連絡が来ると思いますので安心してください。

私はご相談者様には、「彼に呆れられたかも」と心配するのではなく、ご自身が彼に対して呆れてしまっていることのほうを心配していただきたいです。
ご質問を読んでおりますと、ご相談者様がほとほと彼に呆れているのが伝わってきて、第三者の私からすれば失礼ながら、「こんな彼のどこが良くて付き合ってるんだろう」とすら思ってしまうほどでした。もちろんご相談者様は彼の良いところや魅力がわかっており、だからこそどうにかして交際を継続できないかと、こうして質問してくださっているのだと思いますが、この機会にぜひ、ご相談者様ご自身が、「これからも彼を好きでいられるかどうか」ということを考えてみるのをおすすめします。

繰り返すようですが、今ご相談者様が心配しなくてはならないのは、彼に呆れられることではなく、自分が彼に呆れてしまっているという現実です。
ご説明しましたように、彼は「体調不良の俺をもっと気に掛けてほしい」と考えていますので、そんな彼のことを「仕方ないなぁ」とか「かわいいなぁ」と思ってこれまで以上に気に掛けたくなるのか、それとも「甘ったれたことを言うんじゃないよ！」とか「もっとしっかりしろよ！」と思って呆れる気持ちが続くのであれば、お別れも選択肢の1つだと思います。
選択権は彼ではなくご相談者様にあります。ぜひこの機会に考えてみてください。