好きな気持ちを諦めたい。どうしたら良い？(22歳・女性）

恋心を手放すのは、時にとても難しいことですね。あなたが感じているものは、失った繋がりへの気持ちが形を変えたものであり、それを乗り越えるには時間と自分自身への理解が必要です。

まず大切なのは、感情を認め、受け入れることです。あなたの気持ちや、その気持ちを持ち続けることに対する自責の念を認めてください。感情は自然なもので、否定することなく向き合うことが解決への第一歩です。自分を責めずに、その感情がありのままにあることを受け入れてみてください。

次に、新しい趣味や活動を始めることをお勧めします。新しい経験は新しい人との出会いをもたらし、心の余白を埋めるのに役立ちます。それは、あなたの心が先輩の笑顔以外のものにも焦点を当てられるようになる方法です。読書クラブ、スポーツ、ボランティア活動など、あなたの興味を引くものに積極的に関わってみてください。

自己改善に取り組むのも良い方法です。自分自身を大切にする時間を作り、自分磨きに励んでみてください。自己啓発の本を読んだり、エクササイズを始めたり、瞑想を取り入れたりして、自分自身との関係を深めることができます。自分自身とのつながりが深まることで、他者との関わり方も変わってくるかもしれません。

また、友人や信頼できる誰かと気持ちを共有することも大切です。あなたの心の内を素直に話すことができる人を見つけ、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなることがあります。感情を抱え込まずに、信頼できる人と共有することで、感じていることを整理しやすくなるでしょう。

恋愛感情を忘れることは一朝一夕にはいきませんが、自分自身を大切にし、新しいことに挑戦する勇気を出すことで、徐々に前進できます。時間を味方につけ、自分のためにできることに集中してみてください。あなたの心が穏やかになり、心に新しい光が差し込む日が来ることを願っています。

人間は、諦めようとすると絶対に諦められないようにできています。「諦めよう」と思うのは、「諦めたくない」と思っている証拠であり、このように意識している時点で諦めることはできないのです。裏を返せば、意識をしなければいつの間にか忘れて、諦めることができます。

意識をしないようにする方法として、1つご提案したいことがあります。それは、意識するのを苦痛に変えることです。実際に私自身が効果を感じた方法なのですが、1時間に1回、必ずその先輩のことを考えるのを“義務化”してみてください。例えば、「9時」、「10時」、「11時」、「12時」というように時間の節目節目で必ず考えるようにします。たまに考えればいい、というのではなく、絶対に定時に考えるのを自分自身に強制するのです。たとえその時間に用事が入っていたり、どうしても考える時間がなかったりしてもどうにかしてやりくりし、先輩について考えるのを優先してください。そうすれば次第に、先輩のことを考えるのが億劫になったり面倒くさくなったりするはずです。三日坊主という言葉があるように、人間は継続することを苦痛に感じやすいので、あえて義務化し、継続しようとすれば、やめることができるというわけです。
考える時間を、「9時25分」、「10時25分」、「11時25分」というように節目ではないタイミングに設定するとさらに効果的です。何をしていても、いつも「25分」という時間を意識して過ごさなければならないので、これはかなり面倒くさいはずです。
私も好きな人を諦められず、辛い思いを繰り返してきました。その末に編み出した方法で、とても効果がありましたのでおすすめさせていただきます。

最後になりますが、諦めるには、ご相談者様が、「本当に諦めたいと思っているのかどうか」が大きく関わってきます。私はご質問を読み、もしかするとご相談者様には、先輩を諦めたくない気持ちがまだどこかにあるのではないかと思いました。このことについては質問の本旨から逸れるためこれ以上は触れませんが、「まだ望みがあるかもしれない」と思っている状況では、上記の方法は効果を発揮しませんので、それをお伝えしておきたいです。