一度デートした年上のスタバの店員さんへの思いを諦めるべきか追い続けるべきか教えてほしいです。(18歳・男性）

ご相談者様が質問に書いている、「自分の欲を通すのではなく相手のためにやめた方が良い」という部分、ここがとても大切だと思います。「相手の都合に合わせる」というのは、女性と交際するときに男性が大切しなければならないことです。少し話が逸れますが、女性と会話する時は「自分が話すよりも相手の話をたくさん聞いたほうが良い」と言われています。これも言い換えれば、「女性の都合に合わせるのが大切」と言っているのと同じです。つまり、自分が話すよりも女性の話を聞くのが大切なのと同じで、女性の都合に合わせることも大切ということです。

彼女はとても忙しいようですし、今は余裕がないのだと思います。そのためご相談者様からの連絡にも応じることができず、返信が遅くなったり返事ができなかったりしているのです。
ご質問に書かれているように、「自分から連絡しないと何も始まらない」というのは確かなのですが、ご相談者様には、恋愛では「待つのもテクニックの1つ」だとお伝えしたいです。相手に余裕がないときに「待てる」姿勢をアピールできれば、落ち着いたときにまた連絡をくれるに違いありません。
「待てば良い」わけですから、ようは「何もしなくていい」ので、考えてみればこれほど楽なことはありません。何もしなくていいのです。もちろんそれが難しく、別の悩みに繋がったりするのですが、私自身の経験を振り返ってみると、相手のペースに合わせて待つことで自分の「男としての余裕」を見せることができて好印象をもらえたことがありました。余裕を見せることは、「男としての自信」を見せているのと同じなので恋愛ではとても効果があります。

ご相談者様に1つお話を送らせてください。中国の書「荘子」の中に、木鶏（もっけい）の話が出てきます。木鶏とは木彫りの鶏です。この世の鶏の中でもっとも強いのはどんな鶏かというと、それは「木鶏」だと言うのです。木鶏のように全く動じない鶏には、どんなに強い闘鶏もかないません。昭和の大横綱、双葉山は、69連勝が止まったときに、「われ、未だ木鶏たりえず」という言葉を残しました。なんだかかっこいいと思いませんか？
私はこの「木鶏」を知ってから、恋愛をする時にはいつも心の中に「木鶏」を飼うようなイメージでいるようにしました。泰然自若です。
今のご相談者様には、この「木鶏」の気持ちが大切だと思い、お話させていただきました。

具体的な行動としては、やはり相手からの連絡を待つということに尽きます。ご相談者様から送るにしても1ヶ月に1回程度のペースがいいと思います。暖かくなってきたら、「暖かくなってきましたね。最近はいかがですか？」とこんな感じの連絡がおすすめです。また会いたいとか、継続して連絡を取りたいとか、そういうのが伝わってこないような、気楽なものが返信しやすいです。そうすればおそらく彼女は、ご相談者様が忙しい自分を気遣ってくれていると感じ、良い印象を持つはずです。ご相談者様の好意はおそらく伝わっているので、繰り返すようですが、待てる姿勢のアピールは効果的です。

木鶏のように泰然自若に、彼女のペースに合わせましょう。私はこれで成功をおさめてきましたのでぜひ参考にしてください。諦めるなんてもってのほかです！県外に行くこともあって焦る気持ちもわかりますが、どこにいたって連絡は取れますし心も繋がれます。まだまだこれからなので、前向きに取り組んでください。