バイトが同じ子が好きだけど、相手の子が恋愛経験がほとんどなく、脈アリかナシか分からない。(19歳・男性）

客観的に、脈はあるように見えます。一緒に帰ったりお出かけをしたり、その上で誕生日のお祝いまでしてくれたり・・・。こういったことは好意がなければできないような気がします。しかし、脈ありだと断定まではできません。あなたが質問にも書いているように相手には恋愛感情がなく、“友だちとして”仲良しだと思っている可能性もあります（ただ、友だちとして、バイト仲間として、恋愛対象として、のどれかはわかりませんが、いずれにしても好意や好感は持たれていると思います）。

そもそも人間の感情は複雑で難しいものなので、彼女自身もあなたに対して、友だちとして好きなのか、バイト仲間として好きなのか、そして恋愛対象として好きなのか、わかっていないかもしれません。
このような状態であなたがあれこれ推測しても悩みは深くなるばかりですので、私でしたら、そろそろ2人の関係を“恋愛モード”に切り替えていき、そうした時の彼女の様子や雰囲気から判断してみます。
と言っても、一気に恋愛モードに切り替えると彼女は戸惑ってしまいます。例えばいきなり、「実は好きなんだよね」と伝えてしまうと相手は戸惑い、拒否感を持つことがあります。私も経験がありますが、急展開になると、「○○くんのことそんなふうに考えたことなかったし、2人で遊んだのもそんなつもりじゃなかった」と言われてしまうことがあります。こうなると厄介で、彼女の中に、「断った」という事実ができてしまうので、振り向いてもらいにくくなります。

そこでおすすめなのは、相手を戸惑わせないために、少しずつ、じわじわと恋愛モードに切り替えていくことです。私が恋愛モードに切り替えていった時は、まず、“友だちとして”大切に思っているということを相手に伝えていました。例えば、「いつも仲良くしてくれてありがとね」とお礼を伝えた上で、「異性でこんなに仲良くなれた友だちは初めてで、すごく嬉しく思ってるよ」と伝えます。こうすることで、自分にとって特別な存在であることがアピールできます。そうすれば彼女も、「いえいえ、そんな。こちらこそありがとう」と返してくれるので、これでお互いの気持ちの確認（お互いが友だちとして大切な存在であると思っていることの確認）ができたことになります。こうすることで次のステップに進みやすくなります。

その後は頃合いを見て、会話の中に恋愛の話を出してみます。私の場合は、「ずっと聞きたかったんだけど」と切り出し、「○○ちゃんは好きな男性芸能人っているの？」というように、好きな芸能人を聞いていました。好きな芸能人の話は一般的にもよくされるものですし、比較的抵抗感なく会話できます。もし彼女が答えてくれたらそこから、「ああいう感じの人がタイプなんだね！はじめて知ったよ」というように好きなタイプの話に持って行きます。このように、いきなり好きなタイプを聞くよりも芸能人の話を先に出したほうが自然な感じがしますよね。

こうして恋愛の話ができるようになると、その後も2人の間で恋愛の話をすることに違和感がなくなります。少しずつ恋愛の話を増やしていくと、2人の関係も恋愛モードにシフトしていくことができます。

そしてここまで来たら、いよいよ見極めです。恋愛の話をしたときに彼女の反応がどのようなものかをよく観察してみましょう。例えば、あなたと真逆のタイプの芸能人のことを好きだと言ってきたり、残念ですが、「どうして○○くんに言わないといけないの？」というようにつれない反応だったりしたら脈なしかもしれません。
一方で、あなたに近いタイプの芸能人を答えたり、「○○くんは？」とか、「○○くんは好きな人いないの？」とかいうように食いついたように逆質問をしてきたりしたら今後の発展が望めます。私の経験上、そうでした。

上記のように、少し遠回りではありますが、急がば回れという言葉があるように、じっくりと関係を作るのをおすすめします（今、友だちとしてとても良い関係が築けているようですのでなおさらそう思います）。