共通の話題以外では話が続きません。どうしたら良いでしょうか？(23歳・男性）

会話では、「自分を知ってもらうこと」よりも、「相手を知ること」に焦点を当てるといいです。

会話が続かないと悩む人の多くは、相手の話を聞くことではなく、「自分が話をして、いかに相手を楽しませられるか」に重きを置いています。確かに、楽しい話で盛り上げることができたらそれに越したことはないのですが、会話で重要なのは、話すことよりも聞くことです。
特に女性は、話したいという欲求の強い人が多いので、ゆっくり話を聞いてあげると喜びます。私は元々、話すのが好きなので、自分のことばかり話してしまっていたのですが、その頃は女性からの反応が良くなく、聞くことを大切にしてから、より一層モテるようになりました。ですので、まずは自分が話すよりも、聞く姿勢を意識することをおすすめします。

では、どのようにして聞くかということですが、無理に共通の話以外を探そうと思わず、共通のことから派生して質問を考えるといいです。例えば、同じ職場の同僚と話していて、会社の厳しすぎるルールについて話題にのぼり、愚痴で盛り上がったとしましょう。そうしたら、愚痴を言い合って終わりにするのではなく、そこから派生して、「子どものころ、実家で変なルールとかなかった？」と、話を広げます。そのほかにも、「中学の校則、厳しかった？」とか、「こだわってるマイルールってある？」とか、こんな感じで、「ルール」というキーワードから連想して、話題を広げることができます。

ゼロから話題を生み出すのはかなり難しいです。話を盛り上げるのが上手な人も大体、自分の得意な話題から派生して会話を広げており、必ずしもゼロから生み出しているわけではありません。あなたも共通のことであれば話せるというのなら、それをきっかけに話を広げて会話を続けてみましょう。

最後に1つ。会話をする上で大切なのは、相手に興味を持つことです。
相手がどんな経験をしてきた人なのか、どんなことを考えて生きているのか、心掛けていることはあるのか。それらを知りたいという気持ちで会話すれば、自然と聞きたいことが出てきます。
会話をして相手の価値観に触れることで、自分自身にも学びがあったり、新しい発見があったりします。これが会話をする醍醐味と言えます。
初めは難しいかもしれませんが、慣れてくると自然にできるようになりますから、前向きな気持ちで会話を楽しんでみましょう。