スキンシップについて(27歳・男性）

Q：スキンシップについては今後も確認を取って大丈夫そうなら触れて、ダメそうなら近くにいるくらいにしておいた方がいいでしょうか？
A：基本的にはその方針で良いです。
ただし、全く同じシチュエーションなら「聞かない」選択を取るのも大切です。
今回の件で言えば、今後ツーショット写真を撮るときは肩に触れない方が良いし、わざわざ聞かない方が良いとも思います。
彼女の中ではもうすでに「あまり好きじゃない（触られたくない）」という意思表示をしているのに、何度も聞いていると「理解力の無い人」「空気の読めない人」と思われる可能性があります。
「良く聞こえなかった。もう一回言って？」も3回くらい繰り返すとだんだんイライラしてくると思いますが、それと同じ感覚です。

Q：どういうタイミングやムードで行えばよいか、アドバイスを教えて頂きたいです。
A：タイミングは「正式にお付き合いしてから」「2人きりの時に」。ムードは「質問者様が好意を伝えたいと思ったタイミングで」やるのが良いと思います。
彼女の性格にもよりますが、タッチされるのがあまり好きじゃない人は
・人前で見られるのが恥ずかしい
・付き合っていない状態でやられると軽い感じがする
・過去に嫌な思いをした事がある
このような理由が考えられます。
なので、基本的には信頼関係がある程度構築されている「正式に恋人関係の状態」でやるのが良いです。
人前で見られるのが恥ずかしいと思う人もいるので、手繋ぎやハグなど、刺激が強めのスキンシップは「2人きりの時」に切り出す方が無難です。

そして一番大事なのはスキンシップをする目的。
「関係を深めたい」「距離を縮めたい」という目的のスキンシップはおすすめしません。
何故なら
・スキンシップは親しい間柄でするもの（距離を縮める目的＝関係が浅い。と言えるため適切とは言えない）
・相手の気持ちは置き去りになりがち（自分がしたいから。モテたいから。という自己中心的な理由で嫌悪感を抱かれやすい）
関係を縮めたいなら、時間をかけて深い自己開示をしていくのが鉄板です。

スキンシップはどちらかと言えば、愛情表現の手段であり、距離が縮まるのは副産物のようなイメージです。
家族や恋人など、親しい人同士が想いを伝える手段として用いるもので、
想いを体で伝える⇒本気度が伝わる⇒距離が縮まる。
これを初めから距離を縮める手段として用いようとすると、またそこまでの関係ではないから…と拒絶反応が起きやすいと思います。
なので「質問者様が『好き』や『愛してる』と言いたいタイミング」でやるのが、自然なスキンシップだと思います。

因みに、写真を撮るときはカメラ（第三者）に意識が集中するため（彼女の方を向いていないため）スキンシップのタイミングとしては適切とは言えないと思います。
・むしろカメラの向こう側にいる「誰か」に見せつけるようにも見え、自慢や見栄のような印象も受ける
・写真は不特定多数の目に触れる可能性がある＝大勢の人に見られる。というイメージを抱かれる恐れも


「形に残したい」「後から見返したい」という気持ちもあるかもしれませんが、今その場の空気感を共有することが彼女にとっては最適な気がします。
・できたての料理を撮影して最もおいしい（熱々の）瞬間を逃す
・花火の瞬間を撮影することに終始して、彼女の表情の変化を見逃す
人は感情で動く生き物です。上記のようなことが無いように、彼女と一緒に過ごす時間を第一にしてください。