月に1度誘ってくる男性が高めの料理なのにいつも割り勘。脈あり？それとも友達？(26歳・女性）

男性は、友だちだと考えている女性を誘う時には、「友だちとして誘っている」ということがわかるようにして誘う傾向にあります。なぜなら、「気があって誘っている」と勘違いされてしまうと期待を持たせてしまい、後でややこしくなるからです。
率直に、「友だちだと思っている」ということを伝えてから誘ったり、食事中の会話で、意中の女性が他にいることを堂々と宣言して、「あなたは私にとって恋人候補ではなく、友だちの1人である」と遠回しに伝えることもあります。私の場合は会話の中で、「〇〇さんみたいな、気軽に話せる異性の友だちができて嬉しいな」とはっきりと言うようにしています。

そう考えると、今回の彼はあなたに対し、「友だちアピール」をしてきていないので、あなたのことを友だちとして誘っているのではなく、恋人候補の1人として考えている可能性が高いです。

さて、割り勘についてです。
いつも割り勘にされることが気になるのはよくわかりますが、最近は食事代の負担に関して、考え方が変化してきています。一昔前のように、「必ず男性がご馳走する」というのが常識ではなくなってきたのです。

最近、社会の中で男性が、「『男性はこうあるべき』という姿を強要されること」が問題になっているのをご存じでしょうか。
例えば、「男性が重い荷物を持って当然」とか、「男性はたくさん食べて当然」とか、「仕事で辛いことがあっても男性は耐えて当然」とかいうものです。「女性と食事したら、男性がご馳走して当然」というのもこれに入ります。男性に対してはとかく、「試練や辛いことを耐えて当然」という風潮があり、一昔前までそれが疑問視されることはありませんでしたが、最近はこれに悩んでいる男性が意外と多いということがわかってきたのです。
私自身も、女性の多い職場で働いていることもあり、「男性だから」と辛い役が回ってきて理不尽に感じることが多々あります。そのような中、ネットで、こうして悩んでいる“同志”が多いことがわかり、それからは私も、食事代をご馳走することについて、「必ずしも男性が奢らなくてもいいのではないか」というように考え方が変わってきました。

今回の彼が上記のように感じているかは別として、ご馳走することについての考え方は多様化しており、割り勘にされたからと言って、脈がないと決まったわけではないということをお伝えしたいです。
それよりも、「毎月誘われてる」という事実や、「はっきりと友だちアピールをされていない」という事実のほうに目を向け、前向きに考えていきましょう。

「いつも彼が行きたいお店で、食事代も高め」というのも、前向きに考えるならば、「大切なあなたを良いお店に連れていってあげたい」という思いからきているのかもしれません。
ただ、「高いお店を勝手に選ばれて、割り勘というのは納得できない」という気持ちもわかりますので、どうしてもモヤモヤが残るようであれば、そろそろ次のステップに進むことをおすすめします。

今、彼は、あなたと恋人になれるかどうかを見極めている時期だと思いますので、もしあなたが彼と次のステップに進んで良いと考えているのであれば、あなたのほうから、「私のこと、どう思ってる？」と尋ねたり、「私はあなたともっと仲良くなりたいと思っていて、これからは付き合うことを前提に会っていきたい」ということを伝えたりしても良いと思います。それこそ、「男性のほうから告白しなければならない」という固定観念は捨てて、あなたのほうからアプローチをすると、関係が一気に進んでいくかもしれませんよ。