うちの人生変わった経験(18歳・女性）

初めまして。私も同じ経験があります。
私といとこは４つ違いで、小さい頃からよく一緒に遊んでいました。

今思えば彼が初恋でした。
でも、小さいころから一番近くにいた異性だったので、そう考えてしまったのも不思議ではなかったのですが
私の感覚ではいとこに恋をすることは全然違和感がありませんでした。

物心がつくようになった頃、この恋愛が少し歪なことに気がつきました。
先生と生徒、いとこを含む兄弟のことを「禁断の恋」と呼ぶことを知りました。
私はそんなレッテルを貼られてしまうことが嫌で、その思いを打ち消す努力をしました。
ほかに好きな人を作ったり、恋愛感情を他に向けることでいとこへの恋心を消そうと思いました。

そうしているうちに、どんどん気持ちは膨らみ、ついに彼に打ち明けたいと思うようになりました。
「気づいていたかもしれないけど、小さい頃からずっと好きだった。今でも気持ちは変わらない」
そうメッセージを送ると、彼は喜んでくれて、私たちは密かに付き合うようになりました。

毎日、愛のある連絡をくれ、電話をし、彼の特別な存在になれたことが本当に嬉しかったです。
将来のことなど考えず、ただ夢中でした。
でも、少し先を行く彼の見る世界は違ったようで、ささやかな幸福な時間は彼の一言で終わりました。
「やっぱり別れよう。親に言えないし、お互いのために良くないと思う。それでも幸せを願ってる」

それから月日が経ち、私たちは大人になり、お互いに家族を持ちました。
彼はアプリで出会った方と結婚し、男の子を授かったと聞きました。
それまで何度も、彼に恋人ができるたびに「なんで隣にいるのが私ではないの」と苦しみましたが
彼の近況を知ったとき、私は心から彼の幸せを祝福することができました。

あなたが体験した、複雑で難しい経験は、あなたと彼だったから生まれました。
「いとこだったから」ではなく、「いとこじゃなきゃ」できなかった経験です。
私も別れた当時自分の運命を憎みましたが、私と彼がいとこであること、それはつまり
「私の一部が彼の一部と同じであること」だと感じました。
その事実が、これまでの私を生き動かしてくれました。

若気の至り、そう感じる日が来るかもしれないし、来ないかもしれません。
感じ方は人それぞれ違うと思いますし、あなたと私が経験した境遇もきっと違うと思います。
それでも、その事実だけは変わらないと言うことを、どうか覚えておいてください。
長文失礼しました。あなたの未来が明るくなることを、心から願っています。