花火大会でのこと(20歳・女性）

ご相談者様は当事者なので、どうしても不安や心配の気持ちが生まれてくると思いますが、第三者の私からすれば悲観することなんて何もなく、順調そのものに見えました。「誘われて花火大会に行った」、「花火大会で手を繋いだ」、「毎日LINEをしている」、「毎週会ってドライブに行っている」と、これだけでも彼がご相談者様のことを恋人候補として考えているのがわかります。一目瞭然、という感じです。
一目瞭然というのは、「見ただけでわかる」という意味です。つまり、「言葉はなくても見ただけでわかる状態」ということです。彼はきっとこれまでのご相談者様との関係性から、「俺の気持ちは言わなくてもわかるでしょ（一目瞭然でしょ）」という感じなのだと思います。花火大会の時に好意を表す言葉がなかったとしても、「こうして一緒に花火を見て、手を繋いでる時点でもう俺の気持ちはわかってくれてるよね」と、彼はこんなふうに考えているのです。
彼が実際にどうなのかはわかりませんが、男性は言葉で表現するのが苦手な人が多いです。私は喋るのが好きなタイプですが、それでも行動で示したら、「言わなくてもわかるよね？」と思って言葉での表現を省略することもあります。いざ言葉で表すのは気恥ずかしさや照れもあるので、ついつい省略してしまうのです。

好きでもない人とカップルのようなことができるのか・・・といことについてですが、単発ではできることはあっても、彼のように花火大会に誘ったり、毎日LINEをしたりドライブに行ったりと、継続的に「カップルのようなこと」をする人はなかなかいないと思います。花火大会で決定的な言葉がなかったというだけで、彼はご相談者様に好意を持っているはずですよ。ご相談者様のほうから好意を伝えるなど、何かのきっかけがあれば一気に交際まで発展するのではないでしょうか。