サークル内の気になる人に遊び誘われた。これって脈ありですか？(18歳・女性）

私は結婚相談所に勤務して約15年、現役バリバリのスタッフです！
ご相談内容を拝見致しました。結論から申し上げますと、その強さはまだわかりませんが、質問者様の意中の方は質問者様に対して好意がある状況、と言って良いでしょう。

質問者様が仰る通り、「同じサークル内の女性を二人きりの遊びに誘う」というのはなかなかハードルが高い事です。ただ単にボーリングに行きたいだけの人がそんな危険性を含んだ相手を誘うでしょうか？それならノーリスクの相手、例えば同性の友人を誘うと思います。要は、お相手様からすると「それだけの危険性をかえりみずに、（質問者様を）誘いたいと思っている」という事です。それがどういう意味かは男女の事なので、お分かりいただけると思います。

ご相談内容を拝見するに、今のところ、ご友人の関係でしょうか、質問者様とお相手様は既にある程度「良好」と言える関係性の様ですね。
この機会に何とか友人の関係から脱却し、少しでも恋仲に進展させたいところです。それにはこのボーリングデートが大事な分岐点になりそうですね。

既にある程度仲良しのお二人なので、きっと普通に過ごすだけでもボーリングデートは楽しく過ごせると思います。しかしちょっとの工夫で、お互いの気持ちがグッと盛り上がってきます。実はこういったデートについては、「日程調整が始まった時点からデートが始まっている」と言ってもおかしくありません。今から仕掛けていくんですね。
男性側からすると、思い切ってお誘いして良いお返事をもらったものの「断り切れなかったんじゃないかな」「本当はあまり気のりしてないんじゃないか」という様な不安を多かれ少なかれ持ってたりします。
その様な心境の時に女性側から「〇〇さんとボーリングできるなんてとても楽しみです」「今からワクワクして当日着ていく服を選んでいます」という様なメッセージがあったりすると、口では「それは良かったです」という様に冷静さを装いますが、心の中では「可愛いなぁ」とニヤケており、「そんなに楽しみにしてくれてるんだ」という自信に繋がります。その自信が男性側の気持ちに拍車をかけるのです。

ポイントは「少しオーバー気味に」です。女性は好意をはっきりとした言葉に出す事が苦手な方が多く、男性は空気を察するのが苦手です。
つまりどういう事かと申しますと、「女性が頑張って気持ちを伝えても、男性側には意外と伝わっていない」という事がよくある、という事です。
よくドラマやマンガで「女性がこんなにアピールしているのに男性は呑気なもんで平然としている」というシチュエーションを見た事はありませんでしょうか？
あれ、割と男女関係の本質を突いています。女性は太古の時代から、男性が狩りに出ている間、限られた空間の中で子育てをし、同じ女性同士で助け合って生きてきました。
「人の顔色を見る」「細かな変化に気がつきやすい」「言葉はなくても何となく察する事ができる」という事が出来ないと死活問題となります。その甲斐あって男性と比較するとそういた能力が自然と身についているのです。

一方、男性は広い空間で狩りをするため、「獲物がどっちへ行った」「風向きが変わった」「こちらが合図したら一斉に攻撃する」という様に、五感でわかるものを重視する傾向にあります。よって、女性からすると「これだけ材料が揃ってりゃ言葉はなくてもわかるでしょ」という様な状況でも、はっきりとした言葉が無い限り男性は気づかなかったりするので、「女性が思っているほど男性には伝わらない」という事が発生するわけです。「少しオーバー気味」で丁度良い、という事になります。

さて、そうやって女性が好意（もしくは前向きな気持ち）を伝える事が出来るとお互いで気持ちが上がってきます。その状態で当日を迎えます。
当日はおそらく楽しく過ごす事が出来ると思いますが、ベストは「デート中に次回の約束を取り付ける」です。これもそこまで難しい事はありません。
「近々、観てみたいと思っている映画がある」「〇〇動物園のコアラが赤ちゃんを産んだらしいので見てみたい」「素敵なカフェがあって是非そこのカフェラテを飲んでみてほしい」という様に、質問者様とお相手様がある程度共通して興味のありそうなものを「一緒にやってみたい」と提案するだけで良いんです。そうすると男性側から「じゃあ次回、いついつに映画はどう？」という様に誘いやすくなります。
これだと好意をあからさまにぶつけるわけではないので、奥手な方でもやりやすいはずです。何だったらデート中に次回の約束をとりつける事が出来なくても大丈夫です。当日楽しんだあと、メッセージ等で「次回に縁をつなぐ」という事に重点を置いて進めていっても良いんです。

初回デートが終わってからもお礼を伝えますが、「また時間できたら会いましょう」ではダメです。社交辞令の様に思われます。
「今日は〇〇さんとご一緒できてすごく嬉しかったです。ボーリングでいい運動にもなりました。そのあとのお茶でも沢山お話を聞けて楽しかったです。途中でお話をしてた〇〇の映画、チケット確保しておきますね♪日程相談させてくださいね、次回も是非お茶しましょう」という感じで、受け取り側が「これは社交辞令じゃないな」と判断できる様にお礼を伝えます。
ここもポイントは「少しオーバー気味に」です。とにかく男性側に自信を持ってもらうのです。そうするだけで自然と「あっ、僕は彼女をお誘いして良いんだ」となり、良いサイクルが生まれます。気が付いたら二人で自然とデートをする様になり、きっと良い関係になる事が出来ますよ。
以上、少しでもご参考になれば幸いです。