気持ちがわからない(28歳・女性）

「期待に応えられない」と言われるといかにもご相談者様に問題があるように聞こえますが、実際は彼がご相談者様と「付き合う自信がない」だけです。ご相談者様を、「幸せにする自信がない」とも言えるかもしれません。

仕事帰りに何度もご飯に行ったり遊びに行ったり、ご相談者様の家でも遊んだり、連絡も毎日とったり・・・。ここまでしているのですから彼がご相談者様に好意を持っているのは確かです。しかし、いざ交際となると話は別で、いろいろな責任が伴いますから、今の気楽な関係から一歩踏み出すのが恐くなってしまったのでしょう。私もなんとなく彼の気持ちがわかります。気楽な友だち関係から恋人になると想像すると急に自信がなくなり恐くなったことがありました。その際は、「ごめんなさい」という断り方をするのではなく、それこそ彼のように、「期待に応えられない」という言い方をしました。
完全に望みなしの「お断り」であれば、「ごめんなさい」とスパッと言うはずです。それを、「期待に応えられない」と言うということは、「期待は嬉しいけど自信がない」という気持ちの表れなのです。

さて、どうすれば両思いになれるかということですが、私はすでに“ほぼ両思い”だと思います。交際に至るには、あとは彼の覚悟を待つだけ、という状況です。そのため彼が自信と覚悟を持てるようになるまで、これまで通り遊んだり連絡を取ったりして変わらず過ごしましょう。時々恋の話も話題に出して、お互いの恋愛観を確認し合うのもおすすめです。こうして、この夏を一緒に過ごし、少し肌寒くなってきたころに、もう一度告白をしてみてはいかがでしょうか。秋から冬にかけては切ない気分になったり人恋しくなったりして、夏が始まる今のシーズンとはまた別の感情が生まれやすい時期です。彼の心構えも今よりかはずっとできているはずですから、再告白をすればまた違った結果が望めると思います。きっとうまくいきます。応援していますよ。