好き同士なのに友達のままでいたいと言われた。理由を聞くにはなんて言えばいい？(18歳・女性）

質問の仕方には、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」という2つの種類があります。クローズドクエスチョンとは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。例えば、「学校は好きですか？」という質問は、「はい」か「いいえ」で答えられるのでクローズドクエスチョンです。一方で、「学校のどんなところが好きですか？」という質問は、「部活動ができるところ」とか「文化祭が盛り上がるところ」というように具体的に答える必要があり、これをオープンクエスチョンといいます。オープンドクエスチョンは、相手の気持ちや考え方がよくわかるというメリットがあるものの、具体的な回答を求めるので少なからず相手に負担を与えてしまいます。逆にクローズドクエスチョンは、「はい」か「いいえ」のどちらかしかわからないかわりに、相手は答えやすく、与える負担も少ないです。

ご相談者様は、「質問しすぎて迷惑がられるのが怖い」とのことですので、オープンクエスチョンよりも、ひとまずは相手が答えやすいクローズドクエスチョンをしてみるのが良いでしょう。例えば、「この前は友だちのままでいたいって言ってたけど、待ってたらいつか付き合える？」と、こんな感じが良いでしょう。これなら、「はい」か「いいえ」で答えることができるので、ひとまず彼への負担は最小限に抑えられます。そして、「はい」か「いいえ」のどちらかの回答があれば、そこから、「よかったら理由を教えてもらえる？」と聞いてみてください。
もし最初から、「どうして友だちのままでいたいの？」というようにオープンクエスチョンをしてしまうと彼を追及しているようになってしまいます。これでは彼も答えにくいでしょうし、ご相談者様自身も切り出しにくいはずです。今回のケースでは、まずクローズドクエスチョンで答えやすい質問をして回答を引き出し、そこから切り込んでいくのがおすすめです。「待ってたらいつか付き合える？」という言葉からは健気なかわいらしさも感じられるので一石二鳥です。

私も普段からオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けて相手の気持ちを確かめており、とても効果があると思っていますのでおすすめさせていただきました。