違う支店で働く接点がない先輩にどのようにアプローチしたら良いですか？(25歳・女性）

私の場合は接点がほとんどない女性からアプローチを受けたときのほうが嬉しいです。
接点がほとんどないのに、「いいな」と思ってもらえたということは、自分が、たとえわずかな時間でも相手に好印象を与えられる人間なのだと自信を持つことができるからです。ですのであなたには、接点がないと引け目を感じるのではなく、接点がないからこそ、グイグイとアピールしてほしいと思います。

さて、肝心のアプローチの方法ですが、やはり飲み会のような場を活用するのがおすすめです。いきなり2人で会うのはハードルが高いので、複数人がいる飲み会で積極的に会話を交わし、さりげなく好意を示すと良いでしょう。
飲み会ではどんどん自分から彼に話しかけ、いろいろなことを質問してみてください。すると彼は、「この子は僕のことに興味を持ってくれているんだな」と気付きます。決して悪い気はしません。
そして、もしチャンスがあれば、「話し足りないので、よかったら連絡先を交換しませんか？」と尋ねてみてください。この時点で彼は、「アプローチを受けている」と確信します。

女性の場合は接点のない男性からアプローチを受けると、嬉しいというよりも恐いという気持ちが強いです。それは、女性と比べて男性のほうが体力があるため、女性は本能的に、「襲われるのではないか」と身の危険を感じてしまうからです。
一方で男性は、見ず知らずの女性から好意を向けられても身の危険を感じることはほとんどなく、嬉しい気持ちのほうが勝ちます。

次回の飲み会がいつ開かれるのかはわかりませんが、支所が違うのでそこまで頻繁にチャンスはないのではないかと推察します。もしそうでしたら、協力者を得て、飲み会を開催してもらうのが良いでしょう。
あなたは、「彼の一個下の営業の人」に相談してみたいとのことですが、私はぜひそうしたら良いと思います。その人に相談し、気になる人も含めた飲み会をセッティングしてもらいましょう。「彼の一個下の営業の人」は、職業柄、人との繋がりが大事なはずです。違う支所との飲み会はその彼にとっても実りのあるものになるでしょうし、営業という仕事柄、比較的フットワークも軽いと思われますので、協力者としては適任です。

最後に1つだけ忠告しておきたいことがあります。
「接点がないからこそアプローチすべき。男性は嬉しいはず」と申し上げましたが、だからと言って、ただ闇雲にアピールすれば良いというわけではありません。
私自身、以前、職場で接点のない女性から連絡先を聞かれたことがあったのですが、その時は嬉しい気持ちもありつつ、なぜ聞かれたのか、なぜ自分に好意を持ってくれたのかがよくわからず、どうしたら良いのか混乱してしまいました。こういうケースもあり得るのです。

彼も、嬉しい気持ちになりながらも、「どうして接点がないのに興味を持ってくれたんだろう」と不安に思うかもしれませんので、「あなたのここがいいなと思って興味を持ちました」と、きちんと理由が言えるようにしておきましょう。

すぐに告白に持ち込むのもおすすめできません。これまで接点が少ないだけに、すぐに告白すると、「誰でもいいから早く恋人がほしいだけなのかな」と思われてしまいますので、慎重さが必要です。
例えば、「あなたの優しい物腰と、みんなに好かれそうな雰囲気がいいなと思って興味を持ちました」と伝えた上で、告白するのではなく、「もっと知りたいので、これから仲良くしていきませんか？」と声を掛けてみてください。
告白ほど重くはありませんので、このように言われると男性としては応じやすいです。女性に好かれると男性は、「もっと好きになってほしい」とか、「嫌われたくない」と思うようになりますので、自然とあなたのことを意識するようになります。

繰り返しになりますが、飲み会のような場を活用し、ぜひ勇気を持ってアプローチをしてみてください。ただし、すぐに告白するのではなく、まずは、「仲良くなりたい」という意思を示すところから始めてみましょう。